激安価格が魅力の業務スーパーの食品を使えば、アレコレ考えなくてOK! 業務スーパー活用で、食費が5万円も下がった人もいるんです。ここでは、食べ盛りの子どもがいる4人家族を想定した“業スー使いきり献立”を紹介。レシピを提案してくれたのは、人気料理研究家のジョー。さんです。

業務スーパーで食費が爆下がりな人続出!

最近、業務スーパーを活用して食費が爆下がりした人が急増! かつて取材した方々の中には、食費が5万円下がった人も。紹介したESSEの誌面をまずはご紹介。使い方や節約術をマネしてみて。

●冷凍野菜の活用で家族5人でも食費月2万5000円!

2週に1回、冷凍品をまとめ買い。
「冷凍野菜は常にストックしています。価格変動しにくいので予算を守りやすく、副菜づくりもラク! 子育て中も無理なく節約できます」
おだんご主婦さん(福岡県・20代)

●レトルト品や大容量調味料使いで食費が月8万円から3万円台に

以前は仕事が忙しく総菜を買ってしまい食費が月8万円に。
「業務スーパーのレトルト食品や調味料に替えたら、食費が5万円減! 時短にもなって、30分で3品つくれるように」

けいさん(東京都・40代)

次ページで、そんな食費節約の強い味方の食材を一挙紹介します。

1週間で使いきる業スーの使い回しアイテム7

下記の7点の業スーアイテムを使い回します。

●A:上州高原どりむね肉

国内産の鶏胸肉。から揚げ、ソテー、サラダチキンなどさまざまな料理にたっぷり使える。※関東のみ取り扱い

・2kg \1058

●B:冷凍パプリカ

赤・黄・緑のパプリカをスライスしてミックス。炒め物にそのまま加えるだけで、彩りのいいおかずが完成。

・500g \192

●C:ハーブ入りこだわり生フランク

10本入り。ホットドッグにしたり、ポトフ、サラダ、パスタの具に。中身をひき肉代わりに使うことも!

・1kg \753

●D:ブロッコリー

小房に分けてあるので、欲しい分だけ使えて便利。サラダ、炒め物、煮込み料理のほか、お弁当にもおすすめ。

・500g \170

●E:白身魚のフィレ(パンガシウス)

肉厚で身がやわらかく、クセがないので子どもも食べやすい。ムニエル、天ぷら、フライ、南蛮漬けなどに。

・500g \483

●F:ポテトサラダ

具材がシンプルでアレンジ自在。キュウリやツナをたして具だくさんにしたり、グラタンやコロッケに活用しても。

・1kg \429

●G:トマトピューレ

トマトのうま味がぎゅっと濃縮。裏ごししてあるので食べやすく、生のトマトや水煮缶を使うより時短調理に。

・800g \354

●このほか家にあった食材

・タマネギ(2個)
・ニンニク
・パスタ
・ピザ用チーズ

<AとCはこうして保存!>

購入後すぐ、1枚または1本ずつにわける。その後、1つずつラップで包んだあと、保存袋に入れて冷凍保存をする。

1週間で使いきる業スーのつくりおき用アイテム3

副菜は冷凍野菜を使ってつくりおき。週初めと週半ばの2回に分けてつくっておくと日々のごはんづくりがグンとラクに!

かぼちゃ
・500g \170

ブロッコリー
・500g \170

揚げなす乱切り
・500g \192

 

●ナスの揚げびたし(a)

(1) 耐熱ボウルに揚げなす乱切り1/2袋(250g)を入れ、ラップをして電子レンジ(600W)で4分30秒ほど加熱する。

(2) 余分な水を捨て、ショウガ(チューブ)3cm、めんつゆ(3倍濃縮)大さじ2と1/2、ゴマ油、すりゴマ(白)各大さじ1、酢小さじ2を加えて混ぜる。

[全量706kcal]

●ブロッコリーのペペロンチーノ(b)

(1) 耐熱ボウルにブロッコリー1/2袋(250g)を入れ、ラップをして電子レンジ(600W)で4分ほど加熱する。

(2) 余分な水を捨て、ニンニク(チューブ)3cm、オリーブオイル大さじ1と1/2、塩、コショウ、赤唐辛子(輪切り・好みで)各少しを加えてあえる。

[全量238kcal]

●カボチャのバターじょうゆあえ(c)

(1) 耐熱ボウルにかぼちゃ1/2袋(250g)を入れて水大さじ1をふりかけ、ラップをして電子レンジ(600W)で5分ほど加熱する。

(2) 余分な水を捨て、バター20g、しょうゆ大さじ1と1/2、粗びきコショウ(黒・好みで)少しを加え、バターが溶けるまで混ぜる。

[全量377kcal]

保存期間は冷蔵庫で3〜4日間です。清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期限内であっても早めに食べるようにしましょう。

紹介している商品は取材時に販売されていたものです。店舗や時期によって、価格や取り扱い商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合やすでに販売終了している可能性もありますのでご了承ください。

夢の1週間5000円献立をそのまま食卓に!業スー食材“使い回し7days”

業スーアイテムを活用した、1週間5000円なのにボリュームたっぷり満足レシピの数々を紹介していきます!

7日分の晩ごはん(4日分)に使う材料費は、使い回しアイテム3439円、家にあった食材591円(税込み。塩、しょうゆなどの基本調味料や小麦粉などの粉類、油脂類、乾物、米などのストック品は価格に含みません)、つくりおき用アイテム532円の合計4562円です。

 

●月曜日:チキンカチャトーラ

1週間がスタートする月曜日の献立は「A+D+G+c」で。
チキンカチャトーラなら短時間の煮込みでできて、食べごたえも満点!
濃厚トマト&お肉の豪華なメニューを食べて今週もがんばろう。

材料(4人分)

A:上州高原どり むね肉 700g
D:ブロッコリー 80g
G:トマトピューレ 350g
タマネギ 1個
ニンニク 2かけ
オリーブオイル 大さじ1
白ワイン(または酒) 80ml
A[顆粒コンソメスープの素大さじ1 砂糖小さじ1/2 塩少し]
パセリ(乾燥・好みで) 適量

【つくり方】

(1) 鶏肉は冷蔵室で解凍して4〜5cm角に切る。タマネギは薄切りにする。ニンニクはつぶす。

(2) 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、(1)の鶏肉を皮目を下にして入れる。焼き色がついたら上下を返し、(1)のタマネギ、ニンニクを加えてさらに焼く。タマネギがしんなりしたら白ワインを加え、強めの中火にして炒めながらアルコール分を飛ばす。

(3) (2)にブロッコリーを凍ったまま入れ、トマトピューレ、Aを加えて弱めの中火で9分ほど煮込む。器に盛り、パセリをふる。

[1人分360kcal]

使い残したトマトピューレは保存容器に移して冷蔵庫で保存し、水曜日に使用する

●火曜日:ラクちんポテトグラタン

パートで遅くなっちゃった…。そんな火曜日は「C+D+F+a」でパパッとできるグラタンに。ホワイトソースいらず! 混ぜて焼くだけのラクちんポテトグラタン。

材料(4人分)

C:こだわり生フランク ハーブ入り 3本
D:ブロッコリー 120g
F:ポテトサラダ 600g
バター 30g
A[牛乳1/2 カップ 顆粒コンソメスープの素小さじ1/2]
ピザ用チーズ 120g
パン粉 小さじ4

【つくり方】

(1) 生フランクは冷蔵室で解凍して熱湯で15分ほどゆで、2cm幅に切る。

(2) ブロッコリーは耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で3分ほど加熱する。熱いうちにバターを加えて溶けるまで混ぜ、A、ポテトサラダを加えて混ぜる。

(3) 耐熱皿に(1)、(2)を等分して入れ、ピザ用チーズを散らしてパン粉をのせる。オーブントースター(1000W)で焼き色がつくまで10分ほど焼く。 

[1人分711kcal]

使い残したポテトサラダは保存容器に移して冷蔵庫で保存し、木曜日の副菜にする

<POINT>

下準備はレンジで簡単に。

●水曜日:ハーブ風味のミートソーススパゲティ

水曜日は「C+G+b」。
今日は塾がお休み。晩ごはんは子どもの大好物に決まり! お肉たっぷりでレストラン仕様の本格味。

材料(4人分)

C:こだわり生フランク ハーブ入り 3本
G:トマトピューレ 450g
タマネギ 1個
ニンニク 1かけ
オリーブオイル 大さじ1
スパゲティ 320g
粉チーズ(好みで)、パセリ(乾燥・好みで) 各適量

【つくり方】

(1) 生フランクは冷蔵室で解凍して皮から中身を絞り出し、皮は細かく刻む。タマネギ、ニンニクはみじん切りにする。

(2) 深めのフライパンにオリーブオイルを中火で熱し、(1)のタマネギ、ニンニクを炒める。タマネギがしんなりしたら(1)の生フランクの中身、皮を加えて炒め合わせる。生フランクに火がとおったらトマトピューレを加え、強めの中火で10分ほど煮込む。

(3) 鍋にたっぷりの湯を沸かして塩適量(分量外)を加え、スパゲティを表示どおりにゆでる。ゆで上がったら水気をきり、温めた(2)に加えてあえる。器に盛り、粉チーズ、パセリをふる。

[1人分622kcal]

<POINT>

フランクをひき肉代わりに。

●木曜日:鶏胸肉とパプリカの中華炒め

疲れが出る木曜日は「A+B+F」。
パンチの効いた味つけでご飯がすすむ。がっつりメニューでスタミナチャージ!

材料(4人分)

A:上州高原どり むね肉 650g
B:冷凍パプリカ 200g
酒 大さじ3
片栗粉 大さじ4
A[ショウガ(チューブ)6cm ニンニク(チューブ)3cm しょうゆ大さじ3 顆粒鶏ガラスープの素大さじ1 コショウ小さじ1/4]
ゴマ油 大さじ1と1/2

【つくり方】

(1) 鶏肉は冷蔵室で解凍し、1〜2cm幅に切ったあとに1〜2cm厚さの棒状に切り、酒をふって片栗粉を全体にまぶす。Aは合わせておく。

(2) フライパンにゴマ油を中火で熱し、(1)を炒める。焼き色がついたらパプリカを凍ったまま入れて炒め、パプリカがしんなりしたら(1)のAを加えて炒め合わせる。

[1人分348kcal]

●金曜日:白身魚のアクアパッツァ風

「B+E+b」で金曜日はお魚の日! 彩り豊かな料理に子どもたちもペロリ。
2素材で手軽につくれて食卓も華やぐ。

材料(4人分)

E:白身魚のフィレ(パンガシウス) 500g
B:冷凍パプリカ 250g
A[塩小さじ1/4 白ワイン(または酒)大さじ4]
オリーブオイル 大さじ2
材粗びきコショウ(黒) 適量

【つくり方】

(1) フライパンに白身魚を凍ったまま並べ入れ(入らなければ端の細い部分を手で折る)、Aを順にふる。フタをして中火にかけ、12分蒸し焼きにする。

(2) (1)の白身魚の上下を返し、パプリカを凍ったまま入れる。再びフタをしてさらに5分ほど加熱する。器に盛り、オリーブオイルを回しかけてコショウをふる。

[1人分151kcal]

●土曜日:鶏肉とブロッコリーのアヒージョ

ようやく週末の土曜日は「A+B+D+a」。
おうちでバル気分が楽しめるつまみ系おかず。2人でゆっくりカンパイ!

材料(4人分)

A:上州高原どり むね肉 650g
D:ブロッコリー 180g
B:冷凍パプリカ 50g
A[酒、片栗粉各大さじ1 塩小さじ1/4]
ニンニク 4かけ
塩 小さじ1/4
オリーブオイル 適量

【つくり方】

(1) 鶏肉は冷蔵室で解凍してひと口大に切り、Aをもみ込む。パプリカは凍ったまま長さを半分に切る。ニンニクは薄切りにする。

(2) フライパンに(1)の鶏肉、ニンニクを入れて全体に塩をまぶし、オリーブオイルをひたひたになるまで注ぐ。強めの中火にかけ、ふつふつとしてきたら弱火で13分煮る。

(3) (2)にブロッコリーを凍ったまま入れ、(1)のパプリカも加えて軽く混ぜ、フタをしてさらに5分ほど煮る。

[1人分519kcal]

●日曜日:ボリュームたっぷり和風ガーリックライス

パパが料理当番の日曜日は「C+D+c」。
香ばしいニンニク風味がやみつきに。ホットプレートに子どもたちも大喜び!

材料(4人分)

C:こだわり生フランク ハーブ入り 4本
D:ブロッコリー 120g
ニンニク 4かけ
バター 20g
温かいご飯 茶碗4杯分(600g)
A[粗びきコショウ(黒)小さじ1/2 塩小さじ1/4]
しょうゆ 大さじ2

【つくり方】

(1) 生フランクは冷蔵室で解凍する。ニンニクは薄切りにする。ブロッコリーは耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で2分ほど加熱して粗みじんに切る。

(2) ホットプレートを180度に熱し、(1)の生フランクを並べる。フタをして表裏を5分ずつ焼き、取り出して1cm幅に切る。

(3) (2)のホットプレートにバター、(1)のニンニクを入れて炒め、ニンニクが色づいたら(1)のブロッコリー、(2)を加えて炒める。全体に油が回ったらご飯、Aを加えて炒め合わせ、なじんだら鍋肌からしょうゆを入れてひと炒めする。

[1人分551kcal]