たくさん汗をかいて、洗濯物が増える夏の季節に多い悩みは、汗ジミやにおい対策、すぐ洗えないときのケアなど。そんな困りごとを最小限の手間で解決するテクやお助けグッズを、おうちクリーニングのプロであるハナさんに教えてもらいました。

グッズとテクニックで手軽にケア。夏の洗濯悩みを最小限で解決!

思ったようにスッキリ洗えない、と悩んでいた人には朗報のテクが満載。洗濯グッズを使う方法と、毎日使える洗濯テクニックの2パターンご紹介します。

●お悩み1「汗ジミや汚れが落ちない」

グッズで:汗ジミは固形石けんでこする

脇の下などの汗ジミや、衿元や袖口の皮脂汚れは、固形石けんでこするときれいに。

「気になるポイントだけこすりつけ、そのあとはそのまま洗濯機に入れて普通に洗えばOKです」

靴用防水スプレーは服の汗ジミ予防にも

脇の下などの汗ジミ予防には、フッ素系靴用防水スプレーを使うと◎。「生地に汗がしみ込みにくくなるので、気になる部分に内側からつけて。1週間に1回程度使うと効果的ですよ」

 

目立たない場所で試してから行ってください

ほかにも…
・サンダルの黒ずみ防止
・帽子の輪ジミ防止

日やけ止めの跡はメイク落としシートで

衣類についた日やけ止めは、普通に洗濯するだけでは落ちないことも。

「メイク落としシートでふき取れば、簡単に落とせます。このシートは、ほかの油性の汚れ落としにも便利です」

ほかにも…
・バーベキューでついた焼き肉のタレ落としに
・衣類についたボールペン落としに

テクで:水の量を増やしてすすぎの回数を多めに

汚れのひどい衣類や寝具は、たっぷりの水で洗うのが効果的。

「すすぎ1回でOKの洗剤でも、2回すすいだ方が汚れ落ちはアップ。水量も自動ではなく、多めに設定するのがおすすめです」

 

●お悩み2「洗濯物の汗のにおいをなんとかしたい」

グッズで:洗濯用プレ洗剤をかけてから洗濯カゴへ

すぐ洗濯できないときに、雑菌の繁殖を抑えてくれるプレ洗剤をかけておくのもおすすめ。「においが抑えられるだけでなく、汚れた部分の予洗いにもなって汚れが落ちやすくなりますよ」

・ブライトSTRONG 衣類の爽快シャワー 400ml オープン価格(ライオン)

 

テクで:汗を乾かしてから洗うとにおいにくい

汗で濡れた衣類をそのまま洗濯カゴなどに入れておくと、時間とともに雑菌が増え、においが発生。「すぐに洗わないときは、ハンガーにかけて乾かしてから洗濯カゴに入れるのを習慣に」

●お悩み3「寝汗が気になるけど毎日はシーツを干せない」

グッズで:強力消臭のスプレーを吹きかけるだけで消臭に

衣類用の強力な消臭スプレーを使うのも一案。「介護におけるしみ込んだ汗や尿のにおいを抑えるほどかなり強力なので、すぐに洗濯できないときに便利。除菌効果もあります」

・リセッシュ除菌EX 消臭ストロング 370ml オープン価格(花王)

干し場所がない人はうず巻き型ハンガーを活用して

100円ショップやホームセンターで購入可能なシーツ用のうず巻き状ハンガーが活躍!「省スペースなので、干す場所を気にせず気軽に洗えます。生地同士の隙間は十分にあくので、よく乾きます」

テクで:扇風機で風をとおして湿気を飛ばす

毎日洗濯するのは難しくても、起きたら扇風機の風を当てて湿気を飛ばすだけで、におい予防に。

「かけ布団を半分あけて風を当て、もう半分も同様に。全体のこもった湿気が消えますよ」

この記事で紹介している商品は、撮影時に販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。現在は、仕入れ状況によって同じ商品がない場合やすでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。