プレミアリーグデビュー戦では素晴らしいドリブル突破を披露した三笘薫 photo/Getty images

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ブライトンに所属する三笘薫がプレミアリーグデビューを果たした。

13日のニューカッスル戦にベンチ入りした三笘は、75分ソロモン・マーチと交代でピッチに入り、左ウイングバックとしてプレミアリーグの舞台に立った。

すると82分、いきなり好機を演出する。左サイドの高い位置でボールを持つと、相手の間を通すパスでニューカッスルDFを2人無力化している。ボールを受けたパスカル・グロスのクロスは得点にはつながらなかったが、ビッグチャンスの起点を三笘が作り出した。

三笘の勢いは止まらず、85分に再び左サイドからボールを持ってドリブルで仕掛け、対峙するイングランド代表キーラン・トリッピアーを振り切り、ゴール前にクロスを供給した。合わせたグロスのシュートは惜しくもゴール左に外れたが、三笘がイングランド代表DFを簡単に振り切り、チャンスを創出して見せた。

その後もスコアは動かず0-0でのドローとなったが、この試合で三笘のイングランドでの評価は間違いなく上がった。グロスへのパスもそうだが、なんといってもトリッピアーを振り切ったドリブルだろう。Jリーグではおなじみの突破だが、イングランド代表のトリッピアーですら初見では対応できなかった。

英『SussexLive』ではニューカッスル戦のパフォーマンスを採点しており、15分ほどプレイした三笘はチーム最高点の8点を与えられている。

「左サイドでは持ち前のペースと俊敏な動きでインパクトを与え、後半にはグロスの決勝点をお膳立てするはずだった。彼は将来性のある選手に見える」と絶賛されており、サポーターやチームメイトの心を掴んだか。

プレミアデビュー戦ではキーパス1本、ビッグチャンスクリエイト数1回、ドリブル成功率100%、地上戦でのデュエル勝利率も100%と素晴らしいスタッツを残した三笘。初戦マンチェスター・ユナイテッド戦では起用されなかったが、より攻撃的になる必要があるゲームではピッチに立っており、三笘の特長をグレアム・ポッター監督は把握していると考えていいだろう。イングランドを代表する名将として知られており、ポッターのもとで三笘はどのように成長するのか注目だ(データは『SofaScore』より)。