これぞまさに風の谷! イランに実在する1000年前の風車の迫力を現地で見てきた人に聞いた

こちらの写真は、イランのアフガン国境近くの街・ナシュティファーンにある風車。なんと1,000年前に作られたもので、今も現役で稼働しているという。
遂に来れた.....!アフガン国境近くの街、ナシュティファーンにあるウインドミル群🇮🇷1000年前に作られた20基の土製の風車は、驚くことに今もなお現役で稼働している。春から夏にかけて吹く強い季節風を利用して風車を回し、小麦などの穀物を挽くのに使用されている。 https://t.co/48ZpAfrVRf
— イランの良さを伝える杉森 (@persianized_ken) 2022年7月29日
実際にこの地を訪れた、イランの良さを伝える杉森(@persianized_ken)さんがこの写真を投稿すると、Twitterユーザーからは「リアル風の谷 。」「CGじゃないのか!」「生きている遺跡」など感嘆する声が相次いだ。
1000年前の風車が今も現役で稼働しているイラン東部の風景がすごい「風の谷…ほんとにあったんだ」
ナシュティファーンに実在
今回、現地で風車を見に行った杉森さんにお話を伺った。
こちらの風車は、イラン国内で有名なのでしょうか。
イランでは有名です。
しかし地理的に遠いため外国人やイラン人の観光客も決して多くはないスポットです。
なるほど。日本人は、尚更訪れる人が少ないだろう。
さらに驚きなのがこの風車、小麦などの穀物を挽くのに現在も使用されている。
風車を利用して穀物を挽く方法は、イランでは今も主流なのでしょうか。
現在は、日本と同じく工場で機械によって行うのが一般的です。
さすがに主流の方法ではないとはいえ、昔ながらの手法が今もなお、現役で使われているとは驚きだ。
実際に風車の中ではどのように穀物が挽かれているのか、その内部で撮影した動画がこちらだ。
風車は二階建て構造で、最下部のレバーを踏むことで風車のストッパーが解除され、風を受けて回る。そして風車に連結された臼で穀物を挽くという仕組み。 https://t.co/dpBRcHGvx0
— イランの良さを伝える杉森 (@persianized_ken) 2022年7月29日
高さ3mの風車が数百メートルに連なる
広い範囲で風車が連なっているように見えますが、規模はどのくらいでしょうか。
高さ3メートルほどの風車が数百メートルに渡り連なっているので、規模としては大きいと思います。
また、この風車群は強い季節風から街を守るためとしても作られたものなので、高原に建てられている現代の風車とは異なり、街中に建てられています。
そのため、街中を車で移動してる最中に、存在感溢れる風車群の光景が車窓越しに現れた時には、非常に興奮しました。
これは、想像するだけでも壮大な景色だったことがよく伝わる…!
風が吹く地域のようですが、杉森さんが行かれたときの風の様子はどうでしたか?
ちょうど春から夏にかけて季節風が吹くので、訪問当日も強い風が吹いていました。
遺跡とも言えるほどの歴史を持つ風車が、実際に回っているところを想像するだけでワクワクする。
今回、貴重な体験をシェアしてくれた、イランの良さを伝える杉森(@persianized_ken)さんは、その名の通りイランの情報をTwitter上で伝えており、投稿を見ていると自分も海外へ行ったような気分になる。イランのことをもっと知りたい方は、フォローしてみてほしい。
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