コロナが直撃 1996年にドルチェ&ガッバーナと提携し日本市場に広めた名門 三崎商事(大阪)が民事再生法の適用を申請
2008年にはドルチェ&ガッバーナの取り扱いを終了していた
三崎商事(株)(TDB企業コード:580441779、資本金9600万円、大阪府箕面市船場東2−1−13、代表三崎勝弘氏、従業員47名)は、8月1日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は稲田正毅弁護士(大阪府大阪市中央区南船場4−3−2ヒューリック心斎橋ビル5階、共栄法律事務所、電話06−6222−5755)ほか。
扱いブランドは幅広く、96年4月には伊・ドルチェ&ガッバーナ社と提携し、「DOLCE&GABBANA」「D&G」の日本への輸入販売を開始。ほかにも、「GHERARDINI」、「ALEXANDRE ZOUARI」、「CIVIDINI」といったブランドも扱っていたが、バブル崩壊後は売り上げが減少傾向で推移。「DOLCE&GABBANA」「D&G」の販売は2008年をもってドルチェ&ガッバーナ社の日本法人へ移管して取り扱いを終了するなど、扱い品を絞り込む一方、新たなブランドの取り入れにより立て直しを図っていた。
新型コロナで百貨店向けの売り上げが減少
この間、不動産取得や関係会社への投資、デリバティブ損失の補填などで膨らんだ有利子負債が重荷になり、不動産の売却を行いながら金融機関から返済猶予(リスケジュール)を受けていたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年以降は百貨店向けの売り上げの落ち込みが一層厳しくなり、2022年2月期の年売上高は約31億1000万円にまでダウン。大幅な赤字計上を余儀なくされるなか、経費削減にも取り組んだものの、資金繰り悪化に歯止めがかからず、自主再建を断念した。負債は約45億円が見込まれる。
