「totra」中学生に7月配布 公共交通の利用促進へ 宇都宮市
宇都宮市の佐藤栄一市長は29日、定例の会見を開き、公共交通の利用を促進する運動を7月から順次展開すると発表しました。
公共交通の利用促進運動、名付けて「MOVE NEXT UTSUNOMIYA」です。
運動では市民に公共交通をより身近に感じてもらうことで地域経済の活性化や脱炭素型ライフスタイルの推進に取り組んでいきます。
公共交通の利用を促すため、市内に住む中高生などおよそ2万8,000人に交通系ICカード「totra」を配布します。
カードの配布は市内の中学生には学校経由で7月に、高校生などには郵送で9月に配布する予定です。
配布される「totra」には、市内の路線バスやLRT、地域内交通で利用できる500円相当の交通ポイントが付与されるということです。
また、市では公共交通などでの通勤を促すエコ通勤事業者を募集します。国が進める「エコ通勤優良事業所認証」を取得した事業者に「totra」の配布やバスのラッピング広告枠で企業をPRする機会を設ける特典を用意しています。
これらの運動を広げるために7月下旬から特設ホームページやSNS、それにメディアを活用して浸透を図っていきます。