厳しい暑さの中で心配されるのが熱中症です。気象庁は28日、29日は熱中症の危険性が極めて高くなる見込みだとして、栃木県に「熱中症警戒アラート」を今年初めて発令しました。

 

県消防防災課によりますと、今年に入り27日までに141人が熱中症で病院に運ばれ、このうち10人が3週間以上の入院が必要とされる「重症」と診断されました。去年の同じ時期に搬送された人は63人で、既に倍以上となっています。中でも、ここ数日の暑さで搬送される人が急増し、25日から27日までの3日間で89人が搬送されています。

 

気象庁は気温や湿度、日射量などから算定した「暑さ指数」を発表し、特に危険な日には「熱中症警戒アラート」を発令しています。栃木県に28日、今年初めての警戒アラートが発令され、29日は最大級の注意が必要です。