保育園に子どもを通わせている保護者の負担を少しでも軽くしようと、宇都宮市は7月から保育園に通う園児を対象に送迎事業を始めます。送迎の拠点となる保育施設でオープニングセレモニーが28日、行われました。

 

拠点の施設は宇都宮市東宿郷に完成した「送迎保育ステーション未来」です。施設の運営は市から委託を受けた社会福祉法人「峰陽会」が担います。28日は7月からの開所を記念し関係者向けにオープニングセレモニーと内覧会が行われました。

 

送迎保育サービスでは、登園前の午前7時から午前8時の朝の時間帯と、お迎え前の午後5時から最大午後8時の間、施設で園児を一時的に預かります。専用バスで日中に通っている保育園と保育施設の間の送迎も行うため、働く保護者の負担軽減につながります。保育施設から半径約2キロメートル以内にある13の保育施設を利用する3歳児クラス以上の園児が対象です。

 

市は今後、送迎保育サービスの利用状況などを踏まえて需要のある地域へもサービスを拡大する方針です。