参院選に限らず、近年の選挙では若者の投票率の低さが課題となっています。栃木県では高校や大学などに開設する期日前投票所の数を増やすなどして投票率の向上を目指しています。

宇都宮市峰町にある宇都宮大学です。27日は校内に設けられた期日前投票所に近隣住民に交じって学生が投票に訪れました。

今回の参議院選挙では県内の148カ所に期日前投票所が設けられます。このうち高校や大学などでは前回より4カ所増えた7カ所で開設される予定です。

新設された期日前投票所の1つがある日光市の今市工業高校では午後4時ごろ、授業終わりに生徒が訪れ、一票を投じました。

3年前に行われた前回の参議院選挙では全国の投票率は48%ほどでしたが、18歳から24歳未満の投票率は30%程度で若年層の投票率の低さが課題になっています。

なお、選挙管理委員会がまとめた26日までの県民や県外に住む有権者の期日前投票者数はおよそ2万3,000人となっています。