栃木県は24日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、新規感染者数が減り、医療提供体制への負荷が低い状態を継続しているとして6月25日からおよそ5カ月ぶりに警戒度レベルを現在の2から1に引き下げることなどを決めました。

新型コロナウイルスの栃木県内の感染状況について新規感染者数が人口10万人あたりで30人程度になり、先月の大型連休明けの時期と比べて4分の1以下にまで減少しているほか、病床使用率は10%を下回って推移し、医療提供体制への負荷は低い状態が継続しています。

このため栃木県は、25日から5段階ある栃木県独自の警戒度レベルを2番目に低い「レベル1」に引き下げることを決めました。

栃木県はこれまで、会食の時間を2時間程度にするよう要請していましたが、25日からはこの要請を解除し、引き続き、飲酒を伴う懇親会や大人数や長時間におよぶ飲食に注意するよう呼びかけています。

そして、夏休みシーズンの7月以降に人出が多くなることが予想されることから県民や事業者に引き続き、基本的な感染防止対策の徹底を求めています。