地域産業の活性化に向けて大田原市などが進める産学官の連携事業で市内の砕石企業などが共同開発した商品の発表が行われました。

完成した商品は水の浄化が期待できる石です。共同で研究・開発したのは小山工業高等専門学校の川越大輔准教授を中心に大田原市に本社を置く東京石材やなかがわ水遊園など4つの団体です。

この研究は市内の黒羽地域で採石できる花崗岩の亀久石を有効活用しようと2020年10月から始まりました。研究を進めていくと熱を加えた亀久石には水槽の中を浄化する作用があることが分かったといいます。

実際に魚を飼っている人へのモニター調査が行われ、アンケートの結果によりますと水槽にこの石を入れると8割以上の人が浄化作用があると答えたということです。

この石は今後、商品化し大田原市内の道の駅やホームセンターなどで販売される予定です。