実家はホテル業。経営者にだけはならないと決めていた学生時代・・・これまで、常に自問自答し、「自分がどうしたいか」を一番大切に歩んできた。病を経て学び、かけがえのない家族とともにふるさとの街への貢献に心血を注ぐ。そんな女性リーダーに迫ります。

「リーダーに聞く」。栃木県内を中心に活躍するさまざまなリーダーをスタジオに迎え、仕事観や素顔に迫り情熱に触れ、視聴者の明日への活力につなげます。今回は栃木グランドホテル代表取締役社長、若林可奈子(わかばやし・かなこ)さんにお越しいただきました。

若林可奈子社長は、1972年東京生まれ。東京理科大学を卒業後1995年リクルートへ入社。盛岡グランドホテルへの転職、オーストラリアへの語学留学を経て、2002年に栃木グランドホテルに入社。そして2010年、代表取締役に就任されました。

Q.お二人目を授かったあと、突然原因不明の病に若林さんは襲われます。この時はどんな状況だったんですか?

若林さん:「3カ月入院し寝たきりになった。人生で一番つらい経験だった」

Q.7年前につらい経験をして、さまざまな事に改めて気づかれたとのことですが?

若林さん:「感謝する気持ち、謙虚さを学んだ。当たり前の事のありがたさ。家族で一緒にいられること」

Q.座右の銘と今後の目標は?

若林さん「過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」「街の真ん中にどんな機能があったら、栃木市を訪れた方や栃木市に住んでいる方に喜んでもらえるのか?ホテルが街づくりに果たせる役割を突き詰めて考えていく」