参院選で改選を迎える渡辺喜美氏が立候補を断念し、政界を引退する意向を明らかにしました。これは自身のフェイスブックで公表したものです。

現在、無所属の渡辺氏は比例代表で立候補する道を探っていましたが断念したということです。

那須塩原市出身の渡辺氏は70歳、父の美智雄氏の死去後に地盤を継ぎ、1996年の衆議院選挙に初当選し、第1次安倍内閣などで行政改革担当大臣を務めました。

2009年に自民党を離党し、みんなの党を結成したものの、借入金問題の責任を取り辞任。2016年に参議員にくら替えして当時のおおさか維新の会、現在の日本維新の会から立候補し当選しました。

渡辺氏はフェイスブックで「第三極を作るもくろみは終了した。政治活動を支えていただいたみなさまの期待に応えられず申し訳ない」としています。