任期満了に伴い7月10日に投開票が行われる下野市長選挙で5月に無所属での立候補を表明した、前の市議会議員の坂村哲也氏が15日、出馬会見を開きました。

坂村氏は旧石橋町生まれの42歳。都内の私立学校で事務職員として勤務した後、2018年に下野市の市議会議員に初当選しました。

ことし4月に行われた市議選ではトップ当選を果たしたものの、市長選への出馬に向けて今月3日に議員を辞職しています。

今回の出馬に当たっては現職限りでの退任を表明している広瀬寿雄市長が後援会の総連合会長を務めるほか、自民党会派の市議会議員11人の支援も受けています。「広瀬市政」を継承しつつ、一児の父として子育て世帯への支援をさらに充実させることなどを訴えていて、政策ではふるさと納税の促進や産業の活性化によって自主財源を確保し、健全な財政を維持することなどを掲げています。

下野市長選挙は7月3日に告示、10日に投開票が行われる予定ですが、坂村氏のほかに出馬を表明する人はいまのところおらず、無投票で当選する公算が高まっています。