小学生に日ごろ接する機会の少ない日本の伝統文化に親しんでもらうと宇都宮市で14日、日本舞踊の鑑賞会が開かれました。

鑑賞会は宇都宮市の教育委員会などが開いたもので、3つの小学校から児童およそ160人が参加しました。

日本舞踊は三味線や笛の音色などに合わせて舞や踊りを演じるもので、日本の伝統文化のひとつです。

全国各地で活動している西川箕乃三郎さんらが舞台に上がり、「操三番叟(あやつりさんばそう)」と呼ばれる演目を披露しました。操り人形と、それを糸で操る人形遣いの2人による演目で、児童たちは糸が切れたりもつれたりして人形がリズミカルに動く様子を鑑賞しました。

そのほか代表の児童が壇上に上がって舞や踊りの所作を体験する時間も設けられました。参加した児童は大きな扇子をひらひらと動かして波や日の出などの自然現象を表現したり、女性や男性を演じ分けたりして伝統文化への理解を深めていました。