大規模な地震を想定した消防訓練が14日、栃木県日光市の商業施設で行われました。

 

訓練は去年4月にオープンした日光市の商業施設「日光ランドマーク」で初めて行われ、日光市消防本部の隊員と従業員合わせて約70人が参加。1949年に発生した今市地震と同じ規模の震度6を想定し、建物の中にいた従業員たちが声を掛け合いながら避難しました。  

 

大規模な地震になるとスプリンクラーが壊れて火災が発生しても消火されない恐れがあることから、避難を終えた従業員は消火器を使って消防が到着するまでの初期消火にあたりました。

 

屋上にある観覧車のゴンドラに2人の乗客が取り残された想定の訓練も行われました。消防車が建物に放水する中、隊員たちははしご車を使って約30メートルの高さのゴンドラに近づき、取り残された人を速やかに救助しました。