宮城県白石市の山林で女性(当時24)の遺体が見つかった事件で栃木県警は14日、女性に暴行を加え死亡させたとして傷害致死の疑いで男女3人を再逮捕しました。

傷害致死の疑いで再逮捕されたのは住所不定の無職、海部学容疑者(35)とその妻で無職の春香容疑者(26)、それに春香容疑者の妹で益子町益子の無職、郄木沙耶花容疑者(23)の3人です。

事件を巡って3人はいずれも死体遺棄の罪などで起訴されています。

3人は共謀して2019年9月上旬ごろから12月23日ごろの間、さくら市内のアパートで共通の知人だった田中早苗さん(当時24)を多数回にわたり素手で殴り突っ張り棒でたたいたほか、足で蹴る踏みつけるなどして死亡させた疑いがもたれています。

警察の調べに対し海部容疑者は黙秘しているほか、妻の春香容疑者は「突っ張り棒で殴ったがあとは夫がやった」と一部否認し、郄木容疑者は容疑を認めているということです。

 

今年1月に郄木容疑者が県警に自首した後、捜索で遺体が見つかり、県警は監禁や死体遺棄の疑いで3人を逮捕していました。

警察では田中さんの死因や3人の動機について調べを進めています。

栃木県警察本部