去年、まんが甲子園で優勝した高校生たちが子どもたちに税金について学んでもらうための紙芝居を作り、お披露目会が13日、宇都宮市内で開かれました。

 

お披露目された紙芝居の題名は「ふしぎなはこ」です。宇都宮文星女子高校の美術デザインコースの生徒たちと宇都宮税務署が共同で制作しました。宇都宮文星女子高校は全国規模の漫画コンクール「まんが甲子園」で2連覇を達成していて、その腕前を見込んで宇都宮税務署が生徒たちに作画を依頼したということです。

 

紙芝居は全部で22枚あり、動物たちの森に突然現れた不思議な箱に食べ物を入れると病院や公園など、みんなで使える施設が出てくるという物語です。税務署では、みんなで協力した方がより良い街づくりができるという税金の概念について、子どもたちに学んでほしいとしています。

 

紙芝居は今後、希望する県内の小学校などへの貸し出しを予定しています。紙芝居を使った7分ほどの動画も制作され、6月28日に国税庁のホームページで公開される予定です。