関東で指折りの清流、那珂川で1日、アユ釣りが解禁され、この日を待ちわびた釣り人たちがさおの感触を楽しみました。

 

青空が広がった1日、栃木県大田原市黒羽向町の那珂川では、太公望たちが釣り糸を垂らしました。那珂川は関東でも珍しい天然のアユが遡上(そじょう)する川として人気があり、毎年、県内外から解禁日に合わせて多くの釣り人が集まります。

 

那珂川北部漁業協同組合によりますと、1日は昼ごろまでに約600人が訪れました。組合では4月以降、この地区だけで約46万匹のアユを放流しましたが、先週と31日の雨の影響で川の流れが速く水温が低かったせいか、1日はアユの動きが鈍かったようです。

 

アユ釣りの解禁に合わせて、大田原警察署の警察官や地域の人でつくる黒羽交番連絡協議会の約20人が川の事故や車上狙いに気を付けてもらおうと、啓発活動も行いました。