栃木県議会の質問戦が1日始まり、3会派から3人が登壇しました。

 

質問戦の初日は、とちぎ自民党議員会の小林幹夫議員が代表質問に、民主市民クラブの中屋大議員と県民クラブの塩田ひとし議員が一般質問に立ちました。小林議員は原油価格と物価高騰への対応など9項目、中屋議員は教員の働き方改革など7項目、塩田議員は文化財の保存と活用など6項目について県の考えをただしました。

 

このうち、今年3月に那珂川町の養豚場で県内3例目の発生となった豚熱について、県は衛生管理に不備がある農場が現在62カ所あることを明らかにしました。

 

県は去年4月に県内で初めて養豚場で豚熱の発生が確認されてから、全ての養豚場など約140カ所で立ち入り検査を行いました。検査は3度実施し、このうち62の農場で鳥の侵入を防ぐネットの設置や通路の消毒などが十分でなかったことから、5月上旬までに改善計画書を提出してもらっています。

 

計画書通りに改善が見られなかった場合、家畜伝染病予防法に基づき、文書による勧告や命令、公表をする方針で最終的には罰金も検討されます。