本格的な水害の季節を前に防災の知識と技術を高めようと31日、矢板市の若手職員たちが土のうを作る訓練を行いました。

参加したのは今年度の新規採用職員など16人で消防職員の指導のもとポリエチレン製の袋にスコップで土を詰め込み土のうを作っていきます。土のうは川の氾濫など洪水が発生したときに建物への浸水を防ぐのに有効な止水手段です。

矢板市では2019年の東日本台風で市役所の近くを流れる内川が氾濫し約40の住宅が浸水する被害がありました。これ以降、矢板市内では大きな水害は発生していませんが、参加した職員は万が一の事態に備えて31日だけで約1千個の土のうを作成しました。

これらの土のうは市役所に保管され、水害が発生したときに使われます。