地域防災の中核を担うとちぎ地域防災アドバイザーに実践研修などを通して防災に必要な知識を深めてもらおうと31日、栃木県庁と宇都宮市内で防災講習会が行われました。

これは県消防防災課が企画したものでとちぎ地域防災アドバイザーに認定されている107人のうち約30人が参加しました。

まず、県庁で防災の専門家による防災計画の作り方の講座が行われ様々な災害にあわせた計画が必要であることなどを学びました。そして、その防災計画を作る上で必要となる危険箇所や消火栓の位置などを実際に目で確認するための「まち歩き」が3つの班に分かれて行われました。

そのうちの1班は2019年の東日本台風で大きな被害を受けた宇都宮市の中心を流れる田川周辺を歩きました。参加した防災アドバイザーたちはどのような被害が想定されるかなどを話し合いながら浸水の恐れのある場所や避難できそうな場所を確認していきます。

そして今後、防災マップを作る際に役立てようと白い地図に危険な場所や、防災拠点となる場所などに色別のシールを貼り地域全体の課題を整理していました。