※この記事は2019年08月30日にBLOGOSで公開されたものです

AKB48とNMB48で活動していた「フレッシュレモン」こと市川美織が、広島レモン大使に就任したのが2014年の春。以来、広島といえばレモン、という魅力を発信するため、東京を拠点に観光PR活動を続けてきた。活動6年目となる今年は、広島県を巡りながら撮影した写真集『PRIVATE』(玄光社)を発売。現在までの活動の振り返りも兼ねて、広島への思いについて聞いた。【聞き手:岡本尚之 撮影:浜村菜月】

レモン大使になる前は「生もみじ」のイメージ

――レモン大使になる前は、広島についてどう思っていましたか?

市川美織(以下、市川):コンサートや握手会で行ったことはありましたが、時間がなかったので観光もまったくできませんでした。帰りのお土産屋さんで「生もみじ」を絶対に買うくらいでした。

――「生もみじ」を知っている人は珍しいと思いますよ。

市川:本当ですか!? みんな知っているんじゃないんですか?え~!!!! びっくりです!今は違いますが、昔は広島でしか買えなかったんです。だから行ったときには必ず、家族用に一箱。それから自分用に6個の詰め合わせを買って、新幹線で食べてました。モチモチしている薄皮の生地、筆舌に尽くしがたい美味しさです。

――意外と知られていないもの、広島にはたくさんありますよね。

市川:「レモン=広島」というのも、数年前は全然知られていなかったので、すごく驚きました。それから、レモン大使として広島の印象を変えようと決意し、今日まで活動しています。牡蠣、お好み焼き、もみじ饅頭という三大名物に、レモンが入っていないのは腑に落ちませんよね?

――(笑)。先日発売された写真集、オール広島ロケで、やっとゆっくり満喫できたんじゃないですか?

市川:はい。仕事という感じは本当になくて、純粋に楽しかったです。写真集のコンセプトが「プライベート」なので、素の私が伝われば嬉しいなと思います。

――猫のようなポーズをしながら、真顔で写っている写真が衝撃的でした。

市川:これは猫が舞い降りていますね。もしもですよ、この場面で、いかにも猫らしいポージングをしちゃったら、偽物になる。本物はこう! と表現したかったんです。

広島に行くと、「自然と笑顔になれる」

――今回の写真集には笑顔の写真も多いですよね。市川さんにしては珍しいなと思って読みました。

市川:昨年に出したカレンダーなんて、笑顔の写真が一枚もないですからね(笑)。完全にアンニュイ。アンニュイな自分が好きなんでしょうね~。でも広島に行くと、自然と笑顔になっちゃいました(笑)。

――それだけリラックスできたと。

市川:私、故郷がたくさんあるんです。本物の故郷が埼玉県で、第二が秋葉原、第三が難波、一番新しいのが広島。でも実家のある埼玉よりも馴染んでいますし、思い入れもトップクラス。美味しいもの、魅力的な観光スポットなど、おすすめポイントの一番多い街が広島なんですよ。

――自然も豊かですからね、海もありますし。

市川:瀬戸内海があって、触れ合える自然もたくさんある。大げさな話ではなく、広島に入った瞬間、空気が変わるんです。のどかな街並みも落ち着きます。尾道が一番好きな場所なんですけど、旅行という感じではなくて、なんでしょう……帰省! おばあちゃんの家に遊びに行ったようなイメージで過ごせるんですね。

今回私が巡ったさまざまな土地は、名所というよりは、広島の日常にある風景や場所を切り取ったところですが、だけど、こんなにも親しみやすくて素敵だということが、読者のみなさんにすごく、すごく伝わってほしいです。

「5年間広島と一緒にいて、大切なものがたくさん増えた」

――作中で印象的だったのは、レモン大使や広島の産業の、未来のことを語っていた点です。広島への愛を感じました。

市川:5年間広島と一緒にいて、大切なものがたくさん増えたんですね。昔はレモンしか知らなかったし、レモンだけの大使だと思っていました。でも、この活動を続けていく中で、ほかの魅力を広島のみなさんから教えてもらったんです。

数年前から、私も含めて、広島県の魅力を知らない人がたくさんいるのは、もったいないと思い始めました。実際に体験して、思ったことを東京でみんなに伝えて、広島に行ってもらうところまでが私の仕事だと、そう考えるようになったんです。

――例えば、レモン以外の魅力や推しはどこでしょう?

市川:尾道プリン。見ましたか? #あざとプリンってハッシュタグ。プリンをあざとく食べるんですけど、これを流行らせたいんです。レモンの次は#あざとプリン。こうやって広島の良いところを全部推していけたら最高です。ただ地元の大使(くき親善大使)もやっているので、そろそろ(地元のPRも頑張ってと)怒られそうです(笑)。

ほかには「うさぎ島」の、大久野島。私、うさぎさんが大好きで。広島で写真集を撮影すると決まったときに、まずどこに行くか決めるのですが。うさぎさんだけは譲れなかったので、大久野島に行く日を決めて、そこから県内で巡るスポットを決めていきました。

――「うさぎ島」はどういう感じでしたか。

市川:フェリーを降りてすぐ、チラホラとうさぎさんがいました。バスで島の中まで行くと、さらにたくさん。そもそも普通に道に寝ているから危ないんですよ。ものすごくかわいいのですが。実は、何でこんなにたくさんいるかについては歴史があって、今の良さも、大変だった過去も、しっかりと知ってほしいんです。ただのうさぎさんアイランドではないのです。

――写真集にもうさぎが登場しています。

市川:もはや、うさぎさんが表紙で良いと思っていたんですよ(笑)。

――えっ?(笑)

市川:表紙候補は、うさぎさんか猫。自分ではないなあ、と。なので、今の表紙を第三希望として出したら、「これにしよう!」という要望をいただいて……。満場一致で決まりました。私は、ほかにもあるんだけどなあと思ったのですが……。

――それは満場一致じゃないのでは……。

市川:私以外の満場一致。表紙決めはいろいろありましたけど、タイトルは撮影の初日にすぐ決まりました。いろいろな部屋がある建物で写真を撮ったんですけど、良いと思った部屋の名前がたまたま「プライベートルーム」。テーマもそうだし、これで行こうねって。

写真集で表現したかったのは「彼氏目線の私」

――その中で、作品にはどういう思いを込めましたか?

市川:1年前に出したフォトブックでは、名刺代わりになるように、いろんな表現方法でたくさんのパターンを撮ったんです。いつもの私とちょっと違う写真や服装で。あとは手がきれいだよアピールも。これを読めば市川美織が分かるという、一冊まるまる自分の説明本にしていただきました。

――そういう意図があったとは……。

市川:今年、写真集を出させていただくことになって、「じゃあ、写真集だったら何がいいのかな」って。それで、最初に思い浮かんだのが彼氏目線。今までは女性のカメラマンさんに撮ってもらうことが多くて、グラビアも全然やってこなかったんです。

「私もファンの方も見たことのない、彼氏目線の私だと、一体どうなるんだろう?」と思ったので、絶対に男性カメラマンさんに撮っていただきたく、それで、LUCKMANさんが思い浮かんで、お願いすることになりました。

――ご一緒してみてどうでしたか?

市川:気負うこともなくて、自然にいられました。だから写真も笑っているんだと思います。読者のみなさんにはこれを見て、広島旅行をした気分になってもらえたら良いなと思います。写真集というか、写真が多めの『旅雑誌』だと思っていただければ。

――今後、行ってみたいところはありますか?

市川:宮島です。厳島神社に行って、宮島水族館も行ってみたいです。そして、宮島名物の「揚げもみじ」を絶対に食べます!

プロフィール
市川美織(いちかわ・みおり)
1994年2月12日生まれ。埼玉県出身。O型。2010年にAKB48研究生として加入し、26thシングル『真夏のSounds good!』で初めて選抜メンバー入りを果たす。2013年からの兼任を経てNMB48に移籍。2018年5月に卒業。2019年8月に自身初となる写真集『PRIVATE』を発売。

サイン入り写真集『PRIVATE』をプレゼント!

今回インタビューをさせていただいた、市川美織さんのサイン入り写真集を抽選で1名様にプレゼント。下記をご確認のうえ、奮ってご応募ください。

◆応募方法◆

・BLGOOS編集部の公式Twitterアカウント(@ld_blogos)をフォロー&以下のツイートをRTで完了。

◆応募受付期間◆

2019年8月30日(金)~9月2日(月)23:59

当選者確定フロー

当選者発表日:9月3日(火)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはBLOGOS編集部から9月3日(火)中に、Twitterのダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。9月5日(木)23:59までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

キャンペーン規約

・本キャンペーンにご参加いただくには、このキャンペーン規約(以下「本規約」といいます。)にご同意いただく必要があります。ご同意いただけない方はご参加できず、当選したとしても無効といたします。
・本キャンペーンでは、BLGOOS編集部のTwitterアカウント(@ld_blogos)(以下「本アカウント」といいます。)をフォローして、本キャンペーン実施期間中に本アカウントの該当ツイートをリツイートされている方が抽選対象となります。
本キャンペーン開始から当選連絡までにツイート削除やフォローを解除した場合は、抽選対象外となります。
・ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、当選連絡をすることができないため、応募対象外となります。
・当選連絡のダイレクトメッセージ記載の締切日までに配送先の入力がない場合、当選を無効とさせていただきます。
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
・本キャンペーン当選賞品発送先は日本国内のみです。
・商品の発送は一度限りになります。お客様の諸事情により商品を送付できない場合(氏名・住所・電話番号等の記入漏れ、誤り、ご不在等によりお受取りいただけなかった場合等)、当選を無効とさせていただきます。
・応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、LINE株式会社(以下「当社」といいます。)が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
・本規約に違反された場合、当社はお客様の応募や当選をその裁量により取り消すことができます。
・Twitterの利用、応募受付の確認、当選に関してのご質問やお問い合わせにはお答えすることができません。
・商品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
・ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。また、本キャンペーン当選賞品を、第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
・個人情報の取扱についてはプライバシーポリシー(http://www.livedoor.com/privacy/)に従います。
・本キャンペーンはLINE株式会社が行っております。本キャンペーンはLINE株式社が独自に行うものであり、Apple社、Google社、Twitter社とはまったく関係ありません。
・本キャンペーンおよび本規約の内容は予告なく変更されることがあります。予めご了承ください。