リバプールが今冬獲得に迫ったフルアムの逸材MFファビオ・カルヴァーリョの獲得を発表!

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リバプールは23日、フルアムのU-21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョ(19)を完全移籍で獲得することを発表した。

移籍市場が開く7月1日に正式にリバプールに加入。今シーズン限りで契約が満了を迎え、フリートランスファーになる中、イギリス『リバプール・エコー』によると500万ポンド(約8億円)の移籍金に加え、将来的な売却条項の20%をフルアムに与えること、また270万ポンド(約4億3000万円)のインセンティブもあるという。

カルヴァーリョに関しては、リバプールは今冬の移籍市場で獲得寸前まで進んでいたが、最終的には書類手続きなどの諸々の事情で移籍は実現していなかった。

ただ、フルアムとの合意は既にされたと見られており、500万ポンド+270万ポンドのインセンティブを支払う条件となっていたようだ。

リスボン近郊のトレシュ・ベドラシュで生まれ育ったカルヴァーリョは、ベンフィカのアカデミーに在籍。その後、2013年に家族と共にロンドンへ移住し、2015年からフルアムのアカデミーでプレー。

2020年9月にファーストチームデビューを飾ると、今シーズンは1年でのプレミアリーグ復帰を目指すチームにおいて主力を担い、チャンピオンシップ(イングランド2部)で36試合10ゴール8アシストを記録。驚異的な得点力で優勝したチームにおいて、チャンスメークとフィニッシャーとして存在感を放っている。

これまでイングランドの世代別代表でプレーしてきたが、現在はU-21ポルトガル代表でプレーしており、そのまま生まれ故郷のポルトガルでA代表招集を目指すことになるようだ。

170cmとサイズには恵まれていないものの、卓越した足元の技術、プレービジョン、攻撃センスを併せ持つ右利きの攻撃的MFは、トップ下やインサイドハーフを主戦場に細かなターンや相手の逆を突くドリブル突破、精度と創造性を兼ね備えたラストパスが最大の持ち味。また、ここ最近では効果的なオフ・ザ・ボールの動き出しで自らゴールに絡むプレーに磨きをかけている。

カルヴァーリョはフルアムを通じて感謝のメッセージを残している。

「ピッチでは、ファンは僕の名前を歌い、僕を応援してくれた。ピッチから離れると、彼らはいつも僕に挨拶しています。僕の家族でさえ、ファンが近づいてきて、こんにちはと言ってくれて、それは僕を幸せにしてくれた」

「今シーズンは明らかに浮き沈みがあったけど、素晴らしいファンから素晴らしいメッセージがいくつかあった」

「フルアムのファンの皆さん、本当にありがとう。ファンがいなければ、今日の自分の立場に立つことはできなかった。本当に感謝している」

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