明治安田生命J1リーグ第14節、FC東京vs柏レイソルが21日に味の素スタジアムで行われ、0-0の引き分けに終わった。

7位のFC東京(勝ち点18)と4位の柏レイソル(勝ち点20)による一戦。5月に入って調子が上がらないFC東京は、前節もジュビロ磐田に敗戦し、3連敗を喫した。その3試合は2得点8失点と内容も芳しくなく、今節は思い切ってスタメンを5人変更している。

対する柏は、5月最初のサンフレッチェ広島戦で3連敗に歯止めをかけたものの、ここ2試合は無得点の1分け1敗と、FC東京同様に攻撃陣が湿っている。だがこちらは、スタメン変更は前節から1人。キム・スンギュに代わって佐々木が起用された。キム・スンギュはベンチからも外れている。

試合は開始3分、ホームのFC東京が相手のミスを突く形でチャンスを迎える。高い位置でボールを奪い、アダイウトンからパスを受けた阿部がボックス中央からシュート。しかし、ここは今季リーグ戦初先発の佐々木の好セーブに遭う。

一方の柏も10分、ゴール前からのロングフィードが細谷に渡り一気にゴール前へ。しかし、トラップの直前に木本のスライディングタックルを見舞われ転倒。木本の足はボールに触れていなかったが、主審はノーファウルと判断した。

カウンターを主体とする両チームの一戦は、ここまでのポゼッションではFC東京が6割超えを記録し優勢。しかし、効果的な攻撃を見せる柏は20分、マテウス・サヴィオが敵陣中央からゴール前にスルーパスを送ると、右からダイアゴナルに進入してきた細谷がワンタッチでシュート。決定機だったが、ここはGKヤクブ・スウォビィクに阻まれた。

互いに得意な形からゴールに迫った中、35分にはFC東京のアダイウトンがディエゴ・オリヴェイラとのパス交換からシュートへ。ボックス左角から思い切りよく狙ったシュートだったが、わずかに枠の左へ。柏も44分に小屋松がボックス右から左足で狙うも、DFにブロックされて、試合はゴールレスで折り返すことに。

後半に入って先にチャンスを作ったのはアウェイの柏。59分、敵陣中央でFKを得ると、やや離れた位置だったがマテウス・サヴィオが右足で直接狙う。左にカーブのかかった強烈なシュートは上手く壁を越えるも、惜しくもクロスバー直撃。こぼれ球に反応した小屋松のシュートも外れ、先制には至らなかった。

肝を冷やしたFC東京は、59分に長友と紺野を下げて中村と渡邊を投入。すると67分に渡邊にシュートシーン。クロスのこぼれ球を拾い、ボックス中央から狙ったが、クロスバーを越えてしまった。

ここから攻勢を強めたいFC東京は、ディエゴ・オリヴェイラを下げて永井をピッチへ。73分にその永井は、小川の足の長いスルーパスに反応しボックス左へ侵入。右足で流し込みにかかったが、GK佐々木のファインセーブに遭った。

ホームチームはさらに77分、相手のクリアボールを敵陣で奪い返し、アダイウトンがボックス手前左から右足を強振。これがクロスバーに当たり、惜しい場面を立て続けに迎える。

速攻を得意とするチーム同士による一戦は、次第にオープンな展開に。そして90分、柏にビッグチャンスが訪れる。右CKの場面で三丸が左足でクロスを上げると、ゴール前で上島と途中出場の森が同時に反応。ボールは森に当たったのちに上島にも当たりゴールイン。柏が土壇場でネットを揺らした。

しかし、VARで確認した結果、上島のハンドでゴールは取り消しに。その後は互いにゴールは生まれず、0-0の引き分けに終わった。

FC東京 0-0 柏レイソル

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