ママ友づくりが成功した人・失敗した人。子どものいじめで「外された」人も
子育て中のママたちにとって、同じ悩みや体験を共有できるママ友は強い味方です。今回は子どもがいるESSE読者219人にアンケートを実施。ママ友がいると答えた人は161人と半数以上にのぼりました。いざというときに力になってくれたのはママ友。そんな頼もしいエピソード、そしてママ友とのトラブルを回避するコツもたくさん寄せられています。
遠くの親戚より近くのママ友。子育てには欠かせない存在!
「ママ友とは同じくらいの月齢の子どもがいるので、食べ遊びして困っていることや授乳、夜泣きなど悩んでいることが同じようなことなのでとても参考になるし、励まされる存在でありがたいです」(栃木県・38歳)
初めての育児にてんてこ舞いするのは、どこの家庭でも一緒。そんなときに悩みを相談できたり、不安な気持ちを分かってもらえる存在がいたら心強いですよね。
ママ友との出会い方はさまざまですが、産んだ病院が同じだったことがきっかけで、仲がよくなったという人はけっこういるようです。
●子どもの月齢が一緒だと遊びやすい。同じ病院だったママ友
「同じ日、同じ産院で出産したママと、今でも親しくさせてもらっています。子どもが同じ月齢同士ということもあり、共通の話題も多く、いろいろな話が参考になります」(東京都・31歳)
「同じ産院で1日違いで出産したママ友。家は少し離れているけど赤ちゃんの頃からよく公園で遊んだり、話したりして気分転換になっていました」(埼玉県・40歳)
住んでいる地域や行動範囲のエリアが似ていると一緒にお出かけがしやすいですよね。
●子どもが小さいときはとくにママ友が支えになった
「第一子が0歳のタイミングでママ友サークルをつくりましたが、平日によく集まり励まし合ったりして、お互いに旦那さん以上に過ごす時間も長く濃かったと思います」(兵庫県・34歳)
「1歳の娘と公園に遊びに連れて行ってあげたいとは思っていても、さぼってしまいそうになることも。そんなときママ友が公園にいると思えばがんばれます」(愛知県・33歳)
どんな子でも育てにくいタイミングというのはあるけれど、そういうときに状況を気軽に話せるママ友がそばにいたから、精神的にラクだったという人もいました。
●上の子がいる先輩ママの言葉に励まされた!
「初めての出産で、たまたま相部屋になった人と仲よくなりました。私は初めての出産で不安だらけだったけど、相手の方は3回目の出産で同じ帝王切開だったのもあり、かなり励ましてくれました。その方は先に出産を終えていろいろ教えてくれたのでその方のおかげでとても楽しい出産と入院生活になりました!」(宮崎県・31歳)
「若い頃に産んだので、先輩ママ友にとても助けられました。とくに子どものトラブルに関してどこまで関与してよいかなど、学校の対応も含めて真剣に相談にのってくれて非常に助かりました」(大阪府・37歳)
●SNSで知り合ったママ友との交流
「子どもが産まれたばかりの頃、だれとも連絡がつかないような真夜中に、泣き止まない、寝ない、辛い、しんどい…と、同じ月齢の子供を持つSNS上のママ友と頻繁に交流し、励まし合いました」(大阪府・42歳)
SNS上のママ友は、ほどよい距離感でつき合いやすいという声もありました。リアルなママ友もいいけれど、近すぎず遠すぎず、必要なときにコミュニケーションが取れるというのもいいかもしれません。
●転妻たちを救ったママ友の存在
「転勤族で実家からも義実家からも離れたところに住んでいるので、ママ友の存在が本当にありがたいです。一緒に遊んだり、話を聞いてくれたり、先輩ママだと育児を手伝ってくれたり、子どもを預かってくれたり。ママ友なしでは私の今の生活は成り立ちません」(神奈川県・32歳)
「転勤族で知り合い一人もいない土地に来たので、同じ社宅のママさんにはかなりお世話になりました。病院や学校やお店の情報から、お下がりを頂いたり、産後うつになりかけたときも助けて貰いました。本当に遠くの親戚より近くの他人とはよく言ったものです」(千葉県・38歳)
転勤が多い人の夫は多忙なケースが多く、子育てが「孤育て」になってしまうという人も少なくありません。そんなとき近くに気の合うママ友がいたら、きっと心強いですよね。
コロナ禍では、ママ友と一緒にウォーキングする人も
「久しぶりに会ったママ友と、ウォーキングすることになりました。週3で1回に1万歩くらい。もう半年くらい続いています。一人だったら、絶対に続かなかった…! 楽しく会話をしながら歩いているので、いい気分転換になります」(神奈川県・51歳)
「このコロナ禍で運動不足になっていましたが、ウォーキングに誘ってもらい、1年以上続いています。ウォーキングならコロナ禍でも出かけやすいし、歩きながらお互いの子どもの悩みごとや情報交換ができ、健康にもよくてとてもよかった。目的地を5kmほど先のパン屋などに設定すると楽しみもあり、楽しく続けられます」(兵庫県・45歳)
●趣味が一緒のママ友。子育てが終わってからも友人同士に
「子どもの習い事で仲よくなったママ。お互い暇だからと気軽に行ったランチで、まさかのジャニオタ仲間だと発覚。今では子どものこと以上に趣味で通じています」(静岡県・34歳)
「若くしてママになり…同年代の友達は子育て経験がないので、ママ友ができたことで、子育ての心配悩みを乗り越えて今があると思います。今は子どもも大きくなり、ママ友と言うより友達としてランチやお買い物を一緒に楽しんでます」(埼玉県・38歳)
好きなことや時間の過ごし方が似ている人同士は、子どもの話題がなくとも一緒に過ごす時間が楽しいという声が上がっていました。子育てがひと段落ついてからも、友人関係が続いていくなんてすてきですね。
●勉強のサポートも!?ママ友とのコミュニケーションが役に立った
「冬休みの宿題であろう筈の書初めの半紙が入っていなかったときなど、確認できるので、ママ友の存在はありがたいです」(神奈川県・52歳)
「息子が小学生のとき、しょっちゅうプリントをなくしていました。その度にFAXで送ってくれていた優しいママ友に感謝!」(大阪府・46歳)
「子どもの学校は毎日のように宿題とテストがあったのですが、長女は予定を書き忘れてくることが多かったので、ママ友がいつも範囲をメールしてくれた。本当にありがたかったので、私もできる限り子どもが聞いてきた情報などをこちらからも送るようにしていました」(神奈川県・51歳)
子どもが成長するにつれ、なかなか学校での様子を親に話してくれなくなることもあります。そんなとき、ママ友から学校での様子やお友達と遊んでいるときの様子などを教えてもらえてすごく助かっていたという人も。
●子どもを客観的に見てくれるママ友
「娘のことを具体的にほめてくれるので、子育てに自信がなくなったときに励みになり、ラクになりました」(東京都・39歳)
毎日一緒にいるとなかなか気がつきにくい子どもの成長も、久しぶりに会ったママ友に褒めてもらうことで、じんわりあったかい気持ちにさせられるという人もいました。
●もう使わなくなった育児用品やサイズアウトした服をママ友へ
「育児グッズやベビー服のお下がりをたくさんいただいて、お陰様で基本的にほぼ買わずに賄えています」(島根県・36歳)
「周りが子ども&親も歳が近い家族が多くて、いろいろお下がりをもらったり、パーティしたりして、交流できて助かります。しかし毎日帰りに外に出て遊んでおり、私だけフルタイム勤務なので、子どもに遊びたいとせがまれるとツラい!」(富山県・34歳)
「とてもかわいい子ども服のお古をたくさんいただけて、ありがたかったです。ただ、トラブルまではいきませんでしたが、遠回しに子どもを見といてほしいと言われ断れず、5、6時間預かることになって正直疲れました」(北海道・31歳)
大事に使っていた思い出の子育てグッズ。仲のいいママ友に使ってもらえてうれしかったという人がいる一方で、お返しに気を使ったり、逆に次々とほしいとせがまれて困ってしまったという人もいました。
ママ友とのトラブルを回避するコツは?
「ママ友になる前にマウントをとってくるようなママさんとは距離を取るように気をつけています」(和歌山県・36歳)
「子ども同士のトラブルで、いつも自分の子どもは悪くないと話をもっていくママ友がいました。いつもは仲よくしていましたが、子どものことになるとなんでも必死で、ちょっとしたケンカでもすぐに中に入って解決しようとます。他人の子を悪者にするので、そういう考えの人には話しても無駄だと思い、はいはいと聞いていました」(神奈川県・51歳)
「長女がいじめられやすく、いじめられたことをママ友に伝えたことで、ママ友との仲が終わった上に、そのママ友グループから外されてしまいました。結果、学校行事でぽつんとしてしまうことに。いじめられてもそれを相手の親には言ってはいけないと教訓になりました」(静岡県・55歳)
よかれと思ってしたアドバイスが結果的に相手のママを否定することになってしまい、距離をおかれたという人もいました。つき合い方を間違うと、子ども同士の関係にまで影響が出てしまいかねないママ友。あまりにも価値観が違う人とはある程度割りきってつき合っていくことも大事かもしれませんね。