40代からは無理しないガーデニングへ。サイズダウンしたらいいことづくめ
年齢を重ねて体力が低下すると、これまで普通にでできていたことが、つらくなってきたりしますよね。そんなときは思いきってサイズや手間を見直してみると、暮らしがグッとラクになることも。今回は、「趣味のガーデニングスペースを見直したら手間や腰痛がなくなって、いいことづくしでした」と話すお掃除ブロガーのよしママさんに、ガーデニングスペースを見直して手間を減らした方法を教えてもらいました。
腰痛や手間が減り、楽しさはアップ。花壇をサイズダウンする方法
大好きなバラをはじめ、ガーデニングが趣味だった30代。草取りや剪定、誘因などが楽しくしょっちゅう庭に出ては花壇のお手入れをしていました。
40代も半ばになった今は、体調のすぐれない日があったり、寒さ暑さで草取りをおっくうに感じたりすることも。さらに、ガーデニングは中腰の姿勢が多いので腰痛に悩まされたり、夏は雑草が伸びすぎて手に負えなくなったりするようにもなりました。
そこで、思いきって庭の花壇をつぶして、ガーデニングスペースは玄関まわりだけに減らすことに。今回は、コストを抑えてDIY縮小した方法をご紹介します。
●花壇を縮小するメリット
庭にはこれまでも防草シートを敷いていましたが、すき間から雑草が生えてきていたこともあり、今回はさらに範囲を広げて画像奥の花壇をつぶすことに。
花壇を減らしたことで、中腰になる草取りが減って、数年悩まされた腰痛にほとんどならなくなりました。さらに、じょうろで水を運ぶのをやめて、ホースの届く範囲のみにしたことで、水やりの回数が減ってラクに。
また、定期的にやらなくてはならない草取りのせいで、年中手が荒れていましたが、それもなくなりました。そのほか、日焼け、ゴミ袋代、苗代、土代といったものも減らすことができました。ガーデニングスペースが小さくなった分無理なく楽しめ、草取りの時間を家事に回せるし、靴も汚れないので玄関掃除の回数も減らせて、いいことづくしです。
●花壇の縮小に使った道具
花壇をなくしたとしても、そのスペースに雑草が生えてきてしまいますが、防草シートを使えば、太陽光を遮断することで、長期間雑草の成長を防ぐことができます。
わが家は賃貸ということもあり、できるだけお金をかけずにガーデニングスペースを減らしたかったので、低予算な防草シートを使うことに。約1万円弱の予算で防草シート、ピン、テープを購入しました。その上に砂利などを敷くと見栄えもいいのですが、お金がかかるため、今回は見送ることに。
・草よけシート1×50m
目が細かければ細かいほど、耐久年数は長くなります。ただ、耐久年数が長いものは値段が高くなるため、今回はいちばん安いものにしました。このタイプでもピンを打ち直しながら使えば長持ちします。
・高密度防草テープ×2
ガムテープではすぐに剥がれてしまったため、専用のテープがオススメです。
・コの字ピン50セット×2
ピンはプラスチック製より、より深くまで固定できる金属製がオススメ。金属製のピンを打つの木槌やかなづちが必要です。
●花壇を縮小する方法
(1) まずは、ガーデニングスペースを残す場所を決めます。日当たりがよく、水やりしやすい場所を残します。
(2) 次に、シートを敷くスペースのものを移動させておきます。今回は、花壇の囲いを地面から抜いて移動させました。
(3) 草や木が生えている場合、抜くか除草剤をまきます。
(4) 防草シートを張っていきます。風のない日に大人2人で張りながら敷くとシワになりにくいです。シートをほつれから防ぐために、カット面は補強テープが必須。上の画像のように、ピンを打つ場所にもテープを貼っておくと割けにくくなります。
一度シートを張ると数年もつので、敷くときに隙間なく、ピンと張るのがポイントです。通せる場合は、室外機の下にも敷くと草取りがラクになります。
風が強く、はがれやすい場所には、余ったレンガを乗せてあります。強風でピンが抜けたら、その都度打ち直します。
管理する場所を思いきって減らしたので、草取りに追われなくなり心の余裕ができました。残された場所の草取りも、体調と相談しながら行っています。
今後は残したスペースで、バラやステキな花を植えて楽しみたいと思っています。体調や手間の問題で管理が無理だと思ったら、思いきってスペースを減らす決断も必要ですね。