「アラフィフ」というのは女性にとって心も体も変化するとき。もうすぐ50代になるミニマリストの本多めぐさんは、無理をすることをやめて心も体もラクになったとのこと。詳しく伺いました。

食も外出も無理しない。50代からは自分の体を相談しつつのんびり快適に過ごす

若い頃は普通にしていたことが、年を重ねると難しく感じるということが増えました。いつの間にか、年齢に合った行動を選ぶように。アラフィフ主婦が「がんばらなくなった」エピソードを3つお伝えします。

<写真>ビュッフェでは「元を取る」よりも体を大事に

●ビュッフェ形式の食事は無理しない

食いしんぼうの私にとって、ビュッフェ形式の食事はワクワク体験!「食べ放題」という言葉でテンションが上がったものです。とにかく、お腹いっぱい食べていました。

貧乏性のせいか「たくさん食べて元を取る!」という感覚もありました。また、一度にいろいろな種類の味を楽しめるのもうれしいもの。食事のほかに、デザートバイキングにもたくさん行きました。お店の商品を全品制覇するのは当たり前。食い意地がはってましたね…。

しかし、40代以降はめっきり食べられなくなりました。食事もスイーツも少しで満足。ビュッフェ形式のお店に行っても、今は無理をせず「食べたいものを適量」「おいしいものを少しだけ」いただきます。

たとえば最近ビュッフェで食べたのは、豚丼を少量、サラダ、ステーキとつけ合わせ、サーモン半分、テリーヌひときれ。それでも食べていますが、自分の中の比較としては、がんばらなくなったなあ…と、しみじみ思います。

無理してでもケーキを全種類食べていた私が、今ではお皿に一個だけのせるなんて。20代の自分から見たら想像がつかないことでしょう。食べる量も減りましたが、金銭面で元を取ろうとガツガツしなくなりました。「お得」より「健康」の方が大事ですからね。体と意識の両面で変化がありました。

●冷たいスイーツをがんばって食べない

女子はパフェが大好きですよね! 私も色々なお店のパフェを食べ歩いたものです。パフェのほかにも、ソフトクリーム、シェイク、スタバのフラペチーノなど、冷たくてボリュームのあるものが好きでした。

しかし年齢とともに体が冷えるようになり、しだいに食べる量が減っていきました。真夏で30℃を超える日なら、ハーゲンダッツを一個食べられますけれど、普段は冷たすぎて全部食べるのは難しい。今、パフェを食べるならシェアして少量を楽しみます。夫と半分ずつでちょうどよさそうです。

●天気の悪い日は無理しない

若いときは、雨だろうが吹雪だろうが気にせず出かけていました。若くて健康でエネルギーがあると、天気や気温が体調にまったく影響しないのです。野外のイベントでなければ、天候で予定を変更することは考えていませんでした。

しかし40代以降は天気や気温が大事。ちょっとしたことで体調を崩す原因になるからです。雨の日は気持ちが落ち込んだり、頭が重いことも…。天気が悪い日は「無理をしない」がモットーです。

自分だけの都合なら、天気が悪い日は無理して出かけません。北国在住のため、冬場は冷え込みが厳しいのです。食材の買い物は近所のコンビニですませようとか、家にあるもので夕食をつくろうと考えます。

 

更年期に差しかかり、体調の変化が目立ってきました。若いときと同じようにムリができなくなりつつあります。自分の体と相談しながら、のんびり快適に暮らすことを意識しています。