森保一監督

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日本代表の森保一監督は25日、オーストラリアからの帰国を前に現地に来た報道陣の取材に応じて様々な思いを語った。

予選を通じてどんなことを考えていたか、選手の様子、課題や今後の予定などにいつもどおり淡々と答えていた監督が、少し照れたように話す場面があった。

それは森保監督が試合後に電話で話をしたのは妻だけだという話をしたとき。どんな話をしたのか聞かれた監督は「よかったね」とだけ言われたと笑顔で明かしたあと、真顔になって「自分よりもプレッシャーがかかって神経をすり減らしていた」と続けた。

「自分は好きなことをやっているので充実感を持ってやれますが、見ているだけの人は大変だろうと思います。家族、応援してくれてる人の緊張感は、いつもメールやLINEで伝わってきて、自分以上に大変だろうと思っていました」

監督はそう言ってもう一度笑顔になると、すぐ表情を引き締めて他の質問に答え続けていた。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社@シドニー】