Anadolu Agency via Getty Images
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FacebookとYouTubeはそれぞれのサービスにアップロードされた、ウクライナのゼレンスキー大統領がウクライナ軍に対して武器を置きロシアに降伏するよう呼びかけているディープフェイク動画を削除しています。この動画は3月16日にSNSで拡散され始めた模様です。

Metaのセキュリティポリシー責任者ナサニエル・グライチャー氏は、Facebookで水曜日に見つかったこの動画をその日のうちに削除し「誤解を招くような、操作されたメディアに対する我々のポリシーに違反している」とその削除理由を述べています。

一方YouTubeでも、ゼレンスキー大統領のフェイク動画がアップロードされていると発見され、それが誤情報に関するYouTubeのポリシーに違反していることから、削除対応を行ったことを明らかにしました。ただしYouTubeの広報担当は「その動画が十分な教育やドキュメンタリー、科学的または芸術的文脈を提供するのであれば許可する」場合があるとしています。

ついでに、Twitterでこのような動画が出てきた場合どんな対応になるのかといえば、ルール(合成や加工によって改変されユーザーを混乱させたり危害を加える可能性があるコンテンツの共有を禁止するポリシーなど)に違反すると判断される場合は「強制措置」を講じるとのこと。

ただ「場合によっては誤解を招くメディアにラベル付けをすることでより多くのコンテキストを提供することもある」としています。

インターネット上にある情報のファクトチェックを行うウェブサイトSnopesによれば、今回のゼレンスキー大統領のディープフェイク動画は「お粗末な出来映え」だったとのこと。映像で話す大統領の頭部が首の部分に対して不自然であるなど、明らかに偽物の映像と判断できると指摘されています。

CNNは、カリフォルニア大学バークレー校でデジタル・フォレンジック技術を研究しているハニ・ファリド氏が「このフェイク動画が多くの人々をだませたとは思わない」としつつ、誤情報がその他の情報の透明度を下げ、人々が情報を信じにくくする可能性があると述べたと伝えています。

ファリド氏は「見たり聞いたり、または読んだりしたものに疑問を投げかけることは、現代の情報戦においては非常に強力な武器になる。ディープフェイクはいまやその一翼を担っている」と語っています

ちなみに、ゼレンスキー大統領はこのフェイク動画が出回ったあとで自身のInstagramに新たな動画を投稿しており、そこでこのフェイク動画の内容を明確に否定しています。

Source:CNN Business

via:Snopes