トムス、スーパーGTとスーパーフォーミュラの参戦カラーリング発表
トヨタ系のカスタムパーツなどの製造販売を手掛けるトムスは、国内トップカテゴリーのレースにあたる「スーパーGT」と「スーパーフォーミュラ」など、2022年シーズンに参戦する3カテゴリー4チームの車両カラーリングと参戦体制を発表した。
■スーパーGTの参戦カラーリングと体制
市販車をベースにした車両で開催されるスーパーGTには、GT500クラス2台でエントリーする。36号車「TGR TEAM au TOM’S」は昨シーズンのチャンピオンカー。ドライバーは坪井翔選手はそのままに、ジュリアーノ・アレジ選手が新加入となった。ジュリアーノ・アレジ選手は、元F1ドライバーのジャン・アレジ氏と女優の後藤久美子氏の息子。
メインスポンサーはKDDI。車両カラーはauのオレンジをベースにし、車両中央から上側にはホワイトが配され、ツートンカラーの差し色としてブルーがヘッドライト周り、フロントリップ、ドア後部からタイヤの上までに車両形状に沿って配色されている。
37号車「TGR TEAM KeePer TOM’S」のドライバーは、サッシャ・フェネストラズ選手はそのままに、宮田莉朋選手が新加入。こちらの車両はKeePer技研がメインスポンサーということで、青、白のツートンカラーに黄色が差し色が組み合わされている。36号車とカラーリングされている場所や、メインスポンサーのロゴの位置などが同じになっており、同チームから参戦しているとすぐ判別できるようになっている。
■スーパーフォーミュラの参戦カラーリングと体制
F1と同様のシングルシーター式を採用し、登竜門の1つとしても数えられるスーパーフォーミュラにはトムスから「Kuo VANTELIN TEAM TOM’S」として2台が参戦する。チームのメインスポンサーはKuo Groupと興和の2社。36号車のドライバーはジュリアーノ・アレジ選手、37号車は宮田莉朋選手が担当する。
カラーリングは昨年のグリーンとホワイトの組み合わせからグリーンとブラック系の組み合わせに変更された。フロントウイングからリヤまで車体上部が緑色、下側がカーボンパーツなどに合わせブラック系になり、エリアわけもシンプルなカラーリングにされた。
スーパーGTの開幕戦は、岡山国際サーキットで4月16日に予選、17日に決勝レース。スーパーフォーミュラは富士スピードウェイで4月9日に予選、10日に決勝レースで開幕する。
トムスではその他、スーパーフォーミュラ・ライツの参戦体制も発表。こちらは昨シーズンの3台から4台体制にする。
