トラウマ再び!

写真拡大

 鬼才パク・チャヌクが監督し、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した映画『オールド・ボーイ』が、5月6日より4Kリマスター版で劇場公開されることが発表になった。

 日本の同名コミックが原作となる本作は、突然何者かに拉致監禁され、15年後に解放された男の復讐劇を描いたサスペンス。主人公のオ・デスをチェ・ミンシクが演じたほか、カン・ヘジョン、ユ・ジテらが共演した。2004年に日本で公開した際はR-15指定だったが、4Kリマスター版で映像がよりクリアになったことから、R-18指定に変更された。

 あわせて公開されたポスタービジュアルには、主人公が復讐の武器として使用するハンマーを振り上げる姿が切り取られている。劇中で強烈なインパクトを残すシーンであり、このハンマーを片手に繰り広げられる長回しワンカットの立ち回りは、韓国アクション映画史上に残るトラウマ級のアクションシーンとして有名だ。

 ハリウッドでもリメイクされ、当初スティーヴン・スピルバーグ監督とウィル・スミス主演で進んでいたが、版権問題で企画倒れとなり、その後、スパイク・リー監督とジョシュ・ブローリン主演による『オールド・ボーイ』(2013)が公開された。(今井優)