女優として10年、今年で24歳を迎える広瀬すずさん。

多忙な彼女を誘って訪れたのは、いま話題の高級回転寿司店。

カジュアルな雰囲気の中、インタビューすると、自然体な魅力に惹きつけられた!

広瀬さんのインタビューを、今日と3/6(日)の2回に渡ってお届け!

【前編】
■女優として10年、広瀬さんが、いま思うこと
■【WEB限定】撮影風景のメイキング動画
■WEB限定の未公開カット!


「このご時世だからこそ、人と食べるごはんは行けるだけでご褒美」


日頃から、肩肘張らない美味しい店に行くのが好きだという広瀬さん。

「このご時世だからこそ、人と食べるごはんは行けるだけでご褒美。

去年の秋以降は外食も行きやすくなっていたので、マネージャーさんと撮影の合間にぱっと食べに行ったり、仕事終わりにさくっと手頃なお店に寄ったり、外食が好きなのでそれだけで満たされます」

実は昨年ご褒美ごはんを聞いた時も、「好きな鉄板焼屋さんの800円ハンバーグ」と回答していた。

そんな広瀬さんの最近のお気に入りは…?




「七輪の炭火焼のお店ですね。自分で蛤や野菜を焼くところで、シンプルで美味しくて雰囲気も素敵で、席もそんな多くなく、高くもなく、楽しいなぁ」

最後は炭火焼を回想したかのように、つぶやいた。

とはいえ、そういうお店ほど個室はなく、広瀬さんが隣のテーブルにいたら誰もが驚くはず。

それでも本人は、「わざわざ個室に行く必要がよく分からなくて。あまり気にしないんです」と、いたって普通に暮らす。

佇まいのみならず、会話もとても自然でリアルだ。

例えばこちらが「あっという間の1年だったと思うんですけど」と言ったあとのわずかな間に、「ほんとですね」とこぼれるような合いの手を入れ、たった6文字なのに、どこか奥行きを感じさせる。

話は続き、この1年での変化を聞いた。

「お風呂の時間を凄く大切にするようになりました。どれだけ忙しくても、毎日ちゃんとバスソルトを入れた湯船に浸かります。

役で減量の必要があって、代謝がいいと体重も落ちやすくなるから湯船に入った方がいいと言われたのがきっかけ。それから、真夏でも40分は浸かっていました。

私、サウナはそんなに好きじゃないけど、サウナ好きな人はよく“ととのう”って言うじゃないですか。湯船で汗をかいたあとに冷水シャワーを浴びると、たぶんそれと似た感覚になって、寝る前にぽ〜っとするのがルーティン。

湯船で副交感神経が働くらしく、ぐっすり眠れるようになったんです」


広瀬さんのWEB限定の未公開カット&撮影風景の動画を公開!


「一度やると決めたら、中途半端なものは作りたくない」

【未公開カット!】美味しい寿司ネタの数々に、満足気な広瀬さん


昨年は、デビュー10周年記念写真集『レジャー・トレジャー』の制作に、スタッフとしても時間を費やした。手書きの文章を添え、デザイン案や写真のセレクトにも携わった。

ただ、自分の写真については、「なんでもいいんですけどね。好きなカメラマンさんだったので、写真の雰囲気がよければそれで」と言う。いつも何でも、作品優先だ。

好きな角度もなく、自撮りも全然しない。鏡を見るのは、「なんか口についてるかなという時」とか。

そう話す広瀬さんは、1年前よりいっそう柔らかな空気感を醸す。何か気持ちの変化があったのだろうか?

「前より、あまりこだわらなくなりました。そうしたら凄く楽になりましたね」


「とりあえずやってみるという勢いが大事。いまの私には経験が必要」


頑固になりすぎず、周囲の声に耳を傾け、流れにのる。「不器用ではないかもしれないですね」と、そこは認める。

こだわらないといっても、いま役者として大切にしていることは何かあるはず。

「この仕事はちょっといま出来ないなと思ったものでも、とりあえずやってみる。

前はいま出来ない=やりたくないことと思っていたけど、やりたくないままだと知らないまま。意外とスイッチが入るし、やり始めたら中途半端なものは作りたくない。

雑に聞こえるかもしれないけど、“とりあえずやってみる”という勢いは私には大事です。それで救われる瞬間もあります。スタートは、とりあえずというあやふやな感じが気張らず楽でいられて、性格に合っています。

経験を重ねるうちに踏ん張る力もつくだろうから、いまの私にはいっぱい経験することが必要です」

もうすぐ24歳。仕事に限らず、視野を広げて経験を増やしたいと話す。

最近の関心ごとを聞いていると、「人に興味があります、ほんとに」と本音が出た。そう思う役者こそ、人の物語を演じるのが楽しいのではないだろうか?

「そうですね。結果、好きです」

いろいろあっても、最後は芝居が好きという感情にいつもたどり着く。生半可じゃない世界で輝く広瀬すずの強みは、とてもシンプルだった。


【表紙撮影風景の裏側を公開!】

【後編】 3/6に公開!
■広瀬すずさんも唸った、表参道の高級回転寿司の魅力
■【WEB限定】編集部は見た!広瀬さんの撮影当日の裏話
■WEB限定の未公開カット!

■プロフィール
広瀬すず 1998年生まれ、静岡県出身。3月5日放送のドラマ『津田梅子〜お礼になった留学生〜』(テレビ朝日)に主演。5月には主演映画『流浪の月』が公開予定。企画段階から携わったデビュー10周年記念写真集『レジャー・トレジャー』が好評発売中。

■衣装
ハイネックトップス 71,500円、ワンピース 203,500円〈ともにニナ リッチ/イザ TEL:0120-135-015〉、ピアス 616,000円、リング 946,000円〈ともにタサキ TEL:0120-111-446〉

▶このほか:【動画あり】「ちょっぴり緊張しちゃいました…」浜辺美波がはにかみながら語った、“素”の自分とは




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