雪崩事故提訴 遺族に真摯に対応 栃木県教育長
那須岳で登山講習中だった大田原高校の生徒と教諭8人が亡くなった雪崩事故で一部の遺族が2日、「自然事故ではなく人災」だとして講習の責任者を務めた3人の教諭などに損害賠償を求めて宇都宮地裁に提訴したことに対し、栃木県教育委員会の荒川政利教育長は3日の定例会見で改めて遺族側に対し真摯に対応していくと述べました。
荒川政利教育長:「一部の遺族から民事訴訟があったが真摯に対応していきたい」
荒川教育長は会見で損害賠償額の算出の考え方や県が損害賠償を支払った場合、3人の教諭に求償することなどについて遺族側と考え方が相違していると述べました。
荒川教育長:「相違点はあるが協力いただいている部分もある。再発防止・風化させないことにこれからも務めていく」
一方、荒川教育長は3月7日に行われる県立高校入試について、新型コロナウイルスに感染したり濃厚接触者となったりして受験できなかった生徒に対しおよそ2週間後の22日に追試験を行うと発表しました。
追試験も受験できなかった場合についても別日を設定し、再度、追試験を行うとしています。
方法などについては現在、検討中ということです。