岩舟のサッカー施設訴訟で市側敗訴 「控訴は検討」栃木市長会見
栃木市の大川秀子市長は2日に開いた定例会見で、市内のサッカースタジアムを巡る住民訴訟の判決で市側が敗訴したことを受け今後の対応については検討中だと述べました。
この住民訴訟は関東サッカーリーグ1部の栃木シティのメインスポンサー、東京の日本理化工業所が建設した岩舟総合運動公園内のサッカー専用スタジアムを巡り固定資産税や公園使用料を市が免除することは違法だとして市民が市に対し、免除の差し止めなどを求めていたものです。
宇都宮地方裁判所は1月27日、「免除を認めるほどの強い公益性は認められない」として税の免除などは違法だと判断、市側が全面敗訴しました。
これを受け、2日の会見で大川市長は控訴については現在、検討中であると述べました。
また、日本理化工業所に対し免除した今年度の使用料について請求するかについても検討中としています。
一方、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について1日から集団接種が始まっていますが、現在、予約枠の3割ほどしか埋まっていないということです。
市では2回目接種から6カ月経過している市民に順次、接種券を発送して3回目のワクチン接種を加速化させたいとしています。