有効求人倍率1.02倍 12月の栃木県
仕事を求める人1人に対しどれだけの仕事があるかを示す12月の有効求人倍率は前の月からわずかに下がり1.02倍でした。
栃木労働局のまとめによりますと、12月の栃木県内の有効求人倍率は1.02倍で、前の月を0.03ポイント下回りました。
全国平均は1.16倍で栃木県の順位は41位です。
主な産業別の新規求人の状況は建設業や製造業で人手不足から右肩上がりとなっていますが、このうち製造業では受注の安定に対する不安感などから正社員や長期雇用の採用には慎重姿勢が見られています。
一方、宿泊業では年末年始に一時予約が増え、欠員補充などの求人がありましたが、その後の感染再拡大からキャンセルが増加するなど先行きは不透明となっています。
そのため、前の年よりは増加していますが、コロナ禍前の2019年の同じ月と比べるとおよそ64%減少しています。
飲食業は感染状況が落ち着き客足が伸びたことで求人を出す動きがあった一方で、忘年会などの自粛で予約が厳しい居酒屋や料亭などからの求人は低調でした。