1月24日に開幕した冬季国体は30日、最終日を迎え、アイスホッケーの決勝戦と3位決定戦が行われました。

少年の部の決勝は1月開かれたインターハイで決勝を戦った駒大苫小牧と武州館のほか、強豪6校の精鋭が集まる北海道と埼玉栄の単独チームの埼玉の対戦です。

お互いに1歩も譲らず第2ピリオドに入ると20歳以下の代表をそろえた北海道の攻撃が炸裂。

しかし、本州の強豪というプライドもある埼玉も一歩も引かず、第3ピリオド14分に3ー3に追いついて試合は延長戦。

3人で戦うサドンデスの延長戦は互いの出方を見る展開になりますが、試合時間残り2分を切ったときでした。

小学校まで日光で過ごした北海道の清水朝陽選手が決勝ゴール。北海道が国体19連覇を達成しました。

続いて行われた成年決勝は開始直後からインカレ優勝の東洋大など強豪大学の学生で固めた東京のスピードある攻撃とテクニックのある北海道の点の取り合いになります。

第3ピリオド6分までに3回の同点を経て得点は5ー5。

めまぐるしく攻守が切り替わる展開で迎えた16分。

北海道が巧みなパス交換からゴール右すみにパックを叩き込みます。

追いつきたい東京はGKを下げ全員攻撃を仕掛けますが得点することはできず、このまま6ー5で北海道が6連覇を果たしました。

これで冬季国体はすべての競技を終え、日光市内のホテルで表彰式が行われました。

栃木県はアイスホッケーは男女の総合成績にあたる天皇杯で30点を挙げ7位でした。

そして4種目すべてを合計した天皇杯の得点は124点で7位、女子の総合成績、皇后杯は38点で10位でした。なお、天皇杯、皇后杯ともに1位は長野県です。