一度は途切れた高根沢町産の酒づくりを目指して若手農家が特別に作った酒米を用いた純米大吟醸の日本酒が完成し、29日にお披露目会が開かれました。

道の駅たかねざわ・元気あっぷむらでお披露目されたのは高根沢の田園をイメージさせるびんの色が印象的なその名も「翠のひと刻」です。

「翠のひと刻」は日本酒に適した酒米の山田錦を50%まで削った純米大吟醸酒で華やかな香りとふくよかな旨味が特長です。

高根沢町の若手農家3人が丹精込めて作った山田錦を100%使い那須烏山市の島崎酒造が手の込んだ工程を経てプレミアムなお酒として完成させました。

豊かな田園が広がる高根沢町は米どころとして有名ですが、100年以上、日本酒の生産がない状況が続いていました。

酒造りを復活させようと2018年からプロジェクトが始まりこれまでに2種類の日本酒を発表しましたが、純米大吟醸はこれが初めてです。

「翠のひと刻」は29日から元気あっぷむらなどでおよそ2000本が販売されます。