中田敦彦さん(2016年撮影)

写真拡大

お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんが、元雨上がり決死隊の宮迫博之さんが経営する焼肉店「牛宮城」の裏側を暴露した企画についてYouTube動画で振り返った。

「最初に刺してきたのがひろゆきさんだった」

中田さんは、2022年1月15日に公開した中田さんと宮迫さん、お笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱さんの3人によるトーク番組「WinWinWiiin」の動画で、「牛宮城」をめぐるさまざまなトラブルに関し、関係者を交え追及した。

動画では、これまで沈黙を貫いてきた宮迫さんの協力者・YouTubeでの活動にもかかわるノーブルプロモーション社の代表取締役・若林和人氏も出演し、牛宮城の経営状況などの質問に回答した。中田さんの鋭い指摘によって数々の問題が明らかになったとして、ネット上でも称賛の声が上がっていた。

中田さんがこの騒動に関して語ったのは、24日に公開された「WinWinWiiin宮迫博之編を振り返る!」と題した動画だ。

中田さんは、騒動の裏側を追及した理由について、宮迫さんの焼肉動画がアンチを楽しませる状況になっていたとして、「宮迫さんを救いたかったっていうのが本音なんですよね」と説明。そのうえで、動画が大きな反響を呼んだことについて、

「自分でも怖かったね。反響がありすぎて......『中田優秀すぎる』みたいなコメントが多くなりすぎて、本来の意図と違うっていう」

とした。

宮迫さんやそのファンに寄り添いたいという意図があったにもかかわらず、中田さんの質問力に注目が集まったこと、自身に対するヘイトが増える可能性があるのではと感じたとした。そのうえで中田さんは、

「最初に刺してきたのがひろゆきさんだったんだけど」

と冗談めかして振り返った。

「『お前らの泥船には乗らねえぞ』っていうポジションを取った」

インターネット掲示板「2ちゃんねる」(現在の5ちゃんねる)開設者のひろゆきさんは、自身の動画で、牛宮城動画での中田さんの言動について、「超優秀だよね」「普通に会社員でもこれは出世するわっていう」と称賛。そのうえで、

「『オープニングを撮るために必要なお金は、俺が出します』っていってて。本当に僕、『かっこいい』じゃなくて、優秀すぎる詐欺師だなと思ったんだよね」

ともコメントしていた。

以前公開された「WinWinWiiin」の動画では、同番組の新たなオープニング動画を撮影するための費用として、宮迫さんの愛車を売却するという流れがあった。

15日に公開された動画では、中田さんは牛宮城の改装費のために高級腕時計のコレクションを売却するという宮迫さんを止め、愛車売却の申し出も撤回。こうした中田さんの言動に、ネット上では、「かっこいい」「さすが」とコメントが相次いでいた。

しかし、ひろゆきさんはこうした中田さんの行動は打算的な部分が見えるとの持論を展開した。

「焼き肉屋が失敗したときはみんな没落するじゃん。その時に、『没落に手助けしたオリエンタルラジオ』っていう泥船に乗ってしまう可能性があったから、『俺はオープニング費用を自分で出すから、お前らの泥船には乗らねえぞ』っていうポジションを取ったのよ」

さらに、新たなオープニング動画を撮影するきっかけとなったのは、中田さんのシンガポールへの拠点移動だったことから「新しいオープニング撮るって、本来費用出すの誰っていったら、シンガポールに行った中田さんじゃん」とも語っていた。

中田さんは、ひろゆきさんの評価を受け入れた上で、意図に反する受け入れられ方をしてしまったのは実力不足だと反省した。

「僕の実力不足だよね。腕不足で本来の意図が届くんじゃなくて、中田の優秀さを見せる、みたいな動画になってしまったのは僕の実力不足だから」