インテルから武者修行中の若き《ストライカー3人衆》が面白い 注目されるレンタル先での躍動
レンタル組の中からインテルの未来を担うFWは出てくるのか。
セリエA連覇へ首位を維持するインテルは充実した時間を過ごしているが、武者修行に出している若手FWの活躍も見逃せない。
まずはスイスのバーゼルにレンタル移籍している19歳のFWセバスティアーノ・エスポージトだ。U-21イタリア代表でもプレイするエスポージトは187cmのサイズを持つ注目の大型ストライカーで、スイス国内リーグでは9試合で4得点2アシストと活躍。インテルサポーターからの期待も大きいはず。
2人目はセリエBのクロトーネにレンタル移籍している21歳のFWサムエレ・ムラッティエリだ。こちらもU-21イタリア代表に選出されているセンターフォワードで、今季はセリエBで6得点を記録。今季は何かとセリエBのストライカーが話題だが、ムラッティエリもその1人だ。まだセリエAの方ではプレイ経験がないため、次のステップでは1部でも通用することを証明したい。
3人目はエンポリにレンタル移籍している22歳のFWアンドレア・ピナモンティだ。前述した2人より先輩なこともあるが、今季はエンポリでセリエA7得点を記録するなどエスポージト、ムラッティエリの2人より計算しやすい。
インテルのトップチームでもプレイ経験があり、フロジノーネ、ジェノアでもセリエAの戦いを経験している。伊『Gazzetta dello Sport』はエンポリへのレンタルで大きく飛躍したと今季の活躍を称えており、評価が上昇しているのは間違いない。インテルでもう一度チャンスを与えても良いストライカーで、注目しているサポーターも多いはずだ。
3人ともU-21イタリア代表でのプレイ経験もあり、イタリアサッカー界にとっても気になる存在だ。セリエAの強豪でイタリア人FWが1番手になることがイタリア代表にとっては1番の強化策となるはずだが、エスポージト、ムラッティエリ、ピナモンティにチャンスは巡ってくるのか。後半戦もアピールしてほしいところで、来季インテルでの序列がどうなっているのか楽しみだ。