多くの料理家が愛用しているキッチン用品「SELECT 100」。そのアイテムは、シンプルな形と使いやすさから人気を集めています。

約70アイテムある「SELECT 100」の中から5つを厳選！

今回「ESSEトレンド調査隊！　売れてる理由はコレ★」では、約70アイテムある中から最初に買うべきキッチン用品をセレクト。さらに、貝印株式会社　マーケティング本部　藤野倫さんと古井涼子さんにもそれぞれ“推し”のアイテムをお伺いしました。

●悩みに悩んだ！編集部員おすすめの“SELECT　3”

まずは、ESSEへの異動をきっかけに料理に目覚めた30代編集部員がセレクトした、まず手に取ってほしい商品を3つほど藤野さんのコメントともにご紹介！

【野菜の皮が気持ちよーく切れる！　T型ピーラー】

発売当初からあり、人気もダントツのT型ピーラー。こちらはSELECT 100を紹介するうえでも外せません。注目してほしいのは少し斜めに傾いている刃と、持ち手部分。ここにピーラーの凄さがつまっています！

「野菜の切り始めというのは、刃が真っ直ぐ入るよりも斜めに入っていった方が引っかからずにすっと入るんです。だからあえて刃の部分は少し傾いた設計になっています。また、持ち手のハンドル部分は少しなみなみとしているので、自然に親指と人差し指がフィットし、なにも考えなくても直感的に正しい持ち方になります」

意外と面倒なジャガイモなどの芽取りも、薄い金属でできている穴タイプの芽取りが横についているのでスムーズに。ピーラーなんてそこまで違いがないのでは…？　と思っていましたが、持った瞬間に凄さがわかる商品なのです。

【試行錯誤の上にたどり着いた…革新的な計量スプーン！】

じつはこの計量スプーンは改良を加えていまの形にたどり着いた商品で、写真手前の前方後円墳みたいな形のものが発売当初のオリジナルのものです。

自立型の計量スプーンは重ねて収納することもでき、「大さじどこにやったっけ…」といった悩みともおさらば。これだけでもすごく魅力的なのですが、なんと小さじ1／2などさらに細かい計量スプーンもついているんです！（通常の大さじ小さじにも内側に線がはいっているのでこちらでも1／2が簡単に計量可能）

しかし、一見完璧なように見える計量スプーンですが、唯一の改善ポイントが“粘度のあるものの計りにくさ”だったと藤野さんは言います。

「オリジナルには底に角があることで、ケチャップといった粘度が少しある調味料を入れると、底のスミに少し残ったりしたんですよね…。またハンドルの継ぎ目が少し洗いにくいということがありました。だから改良版では、オリジナルの『きれいに収納できる』『自立する』というコンセプトは大切に残し、継ぎ目をなくしてなだらかなオーバルな形にしました。そのため洗いやすく粘度のあるものでも残りにくくなりました」

開発者が試行錯誤した末に、この形にたどりついたそう…！　形の美しさもさることながら、使いやすさへのこだわりには驚きしかありません。

【新商品も凄すぎ！　3段設計のブレッドナイフ】

2021年3月に発売した3種類の包丁は、柄の素材が食洗器でも洗える人工大理石。「ハンドルの太さが先端に向かって少し細くなっていることに加えて適度な重さがあるので、手になじみます。この傾斜の具合といったものは苦労してつくりました」と藤野さん。

なかでも注目なのが、ブレッドナイフ。パンを切ったときに、つぶれてしまった…なんて経験ありませんか？

「粗め・緩やかな波、直線と3種類の刃形状をうまく使うことで、硬いパンからやわらかいものまでスムーズに美しく切れます。また、ブレッドナイフとしては刃渡り16cmなので少し短く感じられるかもしれませんが、サッと使って洗え、収納もしやすく、パンを切るのにちょうどいいサイズです」

つぶしがちな食パンもキレイに切れ、コンパクトなサイズ感は日常使いにもとっても便利。今のライフスタイルに合わせたこだわりの新商品です！

●ちょっと意外？貝印社員が推したキッチン用品

そして、貝印の藤野さん、古井さんのお二方にも“推し”のアイテムを伺いました。

【こんなの待っていた！　計量カップ50ml】

藤野さんのおすすめは計量カップ50ml（2個入り）だそう。

「目盛の色が違う2つのセットです。赤い目盛の方はみりんなどの色が薄いもの、グレーの目盛の方はお醤油や赤ワインなど色が濃いものでもくっきり見えます。また、目盛りが3パターン表記され、見ていただけるとわかるのですが、大さじ1〜3と小さじ1〜6の表記があるんですよね

この目盛りに合わせてしょうゆ、みりん、お酒各大さじ1等を入れていただければ合わせ調味料も簡単にできます。実用性とかわいさを兼ね備えたデザインは私の推しです！」（藤野さん）

【使いやすさを追求！　カッティングボード】

そして、古井さんのおすすめは、ブレッドナイフとともに3月に発売したカッティングボード。刃物メーカーなのに、カッティングボード…？　と若干の疑問が…。

「そうですよね（笑）でもこのカッティングボードも細部にまでこだわっています！　両面使えるのですが、フチが片側斜めになっているので、濡れてキッチン台にくっついても簡単に持ち上げられます。また、ヒノキを使っていることで、香りはもちろんのこと、包丁を使ったときの刃当たりが絶妙なかたさで刃にも優しいです」（古井さん）

こちらも食洗器の使用ができ、洗ったときにヒノキが心地よく香ります。毎日の料理に使うからこそ、コンパクトで軽量の使いやすさを考えられた高スペック商品。

今回は5アイテム紹介しましたが、SELECT 100ではこのほかにもたくさんのアイテムが発売中。百貨店や量販店、オンラインストアで購入できるので気になったものがあればお試しあれ。

●ちょっとしたストレスを解消することで、料理が楽しくなる

「幸せな時間づくり」を手伝いたいという想いと機能性が込められている「SELECT 100」。料理時の小さいストレスをキッチン用品で解消することで、料理って楽しい！　という気持ちにさせてくれます。

「一度使っていただければ商品のよさや機能性を気に入っていただけると思います。だから、まずはなにか1つ手に取ってもらって実際にお使いいただきたいです。そして気に入っていただけたら、1つずつ増やしていただけたらうれしいです」（藤野さん）

「1つ便利なキッチン道具を買うと、時短になったり、料理が楽しくなったりすると思います。SELECT 100はどれも本当に使いやすいので、いろんなもの見ていただいて、そこから自分に合うものを選んでいただければ」（古井さん）

SELECT 100の今後のラインナップにも注目です！