食べ過ぎてしまった秋を経て、寒い冬は脂肪を蓄えてしまいがち。お肉をもりもりたべたいけれど、やっぱり気になるのはカロリーです。

●大豆ミートがなくても!


最近、お肉の代わりに大豆ミートが登場し、肉料理の代替タンパク源が見直されてきました。ただし、まだまだ大豆ミートは入手しやすいとはいえません。そこで注目したい自然食品が「お麩」なのです。最近は、肉を食べる回数を減らすことで地球温暖化の対策になると、アメリカでは実践している人も増えているそうです。

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「お麩」は、良質な植物性タンパク質を含む自然食として、今、最も注目されているヘルシー食材。小麦粉に含まれるグルテンを取り出し、餅粉などと合わせ乾燥させた日本で古来から精進料理に使われてきた保存食。
油で揚げたフランスパンのような「仙台麩」(油麩)や、石川県、新潟県でよく食されている「車麩」など、知れば知るほど面白いのです。

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そこで今回は、この「お麩」を使って、ヘルシーで美味しいレシピをご紹介します。

●総カロリー132kcal!「車麩のショウガ焼き」

出典:E・レシピ


車麩をたっぷりのお水で戻し」たあと、しっかりと水気を切ります。あとは豚肉で作る生姜焼きと同じ要領で作れば完成です。水気を切ったお麩は、味をしっかり吸い込むので冷めても味が変わりません。10分で完成して、総カロリーなんと132kcal!豚肉で作る生姜焼きは約340kcalなので、半分以下。これは早速作りたくなる一品です。

●食感はお肉そのもの!「車麩で酢豚」

出典:E・レシピ


豚肉の代わりに車麩で作った酢豚は、カロリー控えめで食べ応えも抜群。水で戻して水気を切って油で揚げた車麩の食感はお肉そのもの!驚きの食感と美味しさを味わってください。

●カロリーオフ「車麩の唐揚げ」

出典:E・レシピ


こちらも同様に、お水で戻した車麩の水気を切って、しょうゆ、酒、砂糖、ショウガ、ニンニクなどの味付けをしっかり吸い込ませて油で揚げた「車麩の唐揚げ」。カロリーオフはもちろんですが、冷蔵庫で3〜5日程度保存が効きます。食べる際にトースターで温めれば、いつでも美味しい唐揚げを楽しむことができます。

●どんぶりにしても◎「ゴボウと油麩の柳川風」

出典:E・レシピ


甘辛い味をギュッと吸い込んだ「ゴボウと油麩の柳川風」は、トロトロ卵と、シャキシャキゴボウでホッとする美味しさです。そのままご飯に乗せてどんぶりにしても良いですね。

●かさ増しできてフワフワ「麩とツナの卵炒め」

出典:E・レシピ


献立に困ったときは、とにかく卵で炒める炒め物がオススメです。野菜の炒めものに、お麩をプラスすることで、かさ増しもできますよ。フワフワなお麩が美味しい、白いご飯に合う一品です。

●TVでも話題の「油麩丼」

出典:E・レシピ


宮城県のご当地丼「油麩丼」。甘辛い味付けをギュッと吸い込んだお麩がたまらない美味しさです。食べ応えがありますが、お麩で作っているのでヘルシーなのが嬉しいですよね。レシピにプラスして、こんにゃくやキノコ類を入れても美味しいですよ。

●おかず以外にも使える!「お麩」で作るアイデアレシピ


●「5分で完成!台湾の朝ごはん鹹豆漿(シェントウジャン)」

出典:E・レシピ


台湾ブームで大人気の「鹹豆漿」がびっくりするほど美味しく簡単に再現できるこちらのレシピは、油麩が活躍してくれる一品です。豆乳がたっぷり入るので美容効果も期待出来ちゃいますよ。豆乳にお酢を加えるとフワトロな食感に変身します。朝ごはんにオススメのレシピです。

●簡単で低カロリー「お麩でオニオングラタンスープ」

出典:E・レシピ


炒めた玉ネギでコンソメスープを作ったら、車麩をそのままスープにチャポンと入れてしまいます。ジワジワスープを吸い込んだ車麩の上にとろけるチーズをのせてトースターで2〜3分チンしてチーズが溶けたら完成の「お麩でオニオングラタンスープ」は簡単な上に低カロリー。女性に冷えは大敵です。お麩でオニオングラタンスープで体を芯から温めましょう。

●カロリー111kcal!「車麩のデザート」

出典:E・レシピ


まるでフレンチトーストな「車麩のデザート」はなんとカロリー111kcalの罪悪感0の嬉しいスイーツ。今回は卵液に浸した車麩をオーブンで焼き上げていますが、フライパンで焼くと麩レンチトーストに!甘党さんにオススメのお麩スイーツです。

精進料理で使われることが多い「お麩」。保存が効くし、ヘルシーで嬉しいこと尽くしの自然食。毎日健康で過ごすためにも、上手に栄養とカロリーを摂取して、毎日笑顔で乗り切っていきましょう!

(豊島早苗)