「QTEでビームを……」ゲーム好きらしい発言で会場を沸かせた杉田智和

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 28日、東京プリンスホテルのガーデンプールで、マーベル映画『エターナルズ』の公開を記念する「東京タワー10灯式イベント」が行われ、日本語版声優を務めた、恒松あゆみ、川田紳司、深見梨加、戸田恵子、花輪英司、杉田智和、金子睦、藤光祐、内山昂輝、稲田徹、竹中直人が出席。杉田が、担当キャラクターのビデオゲームへの登場を熱望するひと幕があった。

 マーベル・スタジオが、『アベンジャーズ』シリーズに次ぐ新たな物語として送る本作は、7,000年にわたって人類を見守ってきた集団エターナルズが、地球滅亡の危機に立ち向かうヒーローアクション。この日はそんなエターナルズにちなみ、10名の吹き替え声優を招いて、日本を照らし守り続けてきた東京タワーの点灯式を実施。戸田の手でスイッチが押されると、タワーが一夜限りのエターナルズカラーに染められた。

 戸田は、本作の監督がアカデミー賞作品賞などを受賞した『ノマドランド』のクロエ・ジャオであることに触れ「『ノマドランド』を拝見した時に、とてもリアルで、ドキュメンタリー映画のように感じていました」と語ると、「『エターナルズ』をあの監督が作ったのかと驚きました。真逆の作品だと思ったので、やはり監督というのは職人、プロなんだな、どんな作品もお作りになるんだなと。しかも女性監督というのが驚きで」と感心しきり。

 また、チームの中で最も陽気な性格というキンゴ(クメイル・ナンジアニ)の声を担当した杉田は、キンゴがボリウッドスターとして活躍していることに触れ、「(正体)バレますよね」と笑顔。「これだけ登場人物がいると、意見が対立したり、空気がよどむこともあるんですが、キンゴの明るさで場が軽くなることがある。素が優しい人の役で良かったなと思っております」と付け加えた。

 そして「これからはじまるエターナルズの歴史、歴史というものはいろんなものが積み重なっていきます。そのなかで今回の映画以外にも、さまざまな展開が予想できます」と語った杉田は、「『エターナルズ』のキャラが他の映画に出てきたり、同じ役者さんが別(の作品)に出てきた時に、あ、また吹き替えが同じ人だ! となるのが個人的にとてもうれしいので、よろしくお願いします!」とさらなる起用に期待。さらに「個人的にはゲームが好きなんで。『エターナルズ』のキャラが『MARVEL VS. CAPCOM』に出るとか……。あとQTE(クイックタイムイベント)でボタンを押したら、キンゴさんがビームをバーッと撃つのを早くやりたいんで、楽しみです。皆さん、今後とも『エターナルズ』を楽しみ尽くしましょう!」と呼びかけた。

 そしてこの日は、『アベンジャーズ』シリーズでニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の声を担当してきた竹中がサプライズ登壇。「こんなに素晴らしい方々とこのステージに立てるのをうれしく思っています。『エターナルズ』はまだ観られていないのですが、最高だろうね。今からドキドキしています」と待ちきれない様子で語っていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『エターナルズ』は11月5日より全国公開