女性初の官房長官や自民党栃木県連の会長なども務めた、栃木県選出の元国会議員、森山眞弓さんが１０月１４日、老衰のため亡くなりました。９３歳でした。

森山さんは津田塾専門学校、現在の津田塾大学を卒業し東京大学に入学。

旧労働省で婦人少年局長などを務め、男女雇用機会均等法の整備に力を尽くすなど女性キャリア官僚の草分け的存在でした。

大学時代に衆議院旧栃木１区選出で運輸大臣なども務めた森山欽司さんと結婚し、自身も１９８０年、参議院選挙で初当選、衆議院と合わせて７期を務めました。

１９８９年には第１次海部内閣で女性で初めて官房長官となり、その後も女性の就任はほかに例はありません。

また、宮沢改造内閣で文部大臣、第１次小泉内閣で法務大臣などを歴任しました。

なお、葬儀と告別式は近親者のみで行っていて後日、お別れの会を開きます。

また、福田富一知事は「栃木県の発展のためにご尽力され、まさに女性活躍の先駆者でした。心より哀悼の意を表します」とコメントしています。