毎日の料理、できる限りラクしておいしいレシピがあると便利ですよね。そこで、手軽にできる暮らしのコツが人気なインスタグラマーのひとみさんが、忙しい日によくつくるという「生ピーマンの肉づめ」をご紹介。

ピーマンのパリパリ食感が楽しく、ピーマンが苦手な人にもおすすめだという、そのつくり方や楽しみ方を教えてもらいました。


どんどん食べちゃう! 生ピーマンの肉づめ

苦くなくてパリパリおいしい!生ピーマンの肉づめ



初夏から旬を迎えるピーマンですが、価格変動の大きい葉もの野菜と比べると冬までわりと安定した価格で購入できて便利な野菜のひとつですよね。焼いてよし! 煮てよし! 和えてよし! のピーマンは、わが家では食卓の青野菜代表選手と言っても過言ではないくらい、定番のエース食材です。


そんなピーマンの、わが家で大人気の食べ方が…パリパリッとおいしい、生ピーマンの肉づめです。

●超簡単!生ピーマンの肉づめのつくり方




友人の家でごちそうになったのがきっかけでつくり、それ以来、子どもたちからしょっちゅうリクエストをもらいます。

この肉づめをオススメするいちばんのポイントは、急にリクエストを受けても、まったく困らないほどに簡単なこと。ズボラな私が言うので間違いありません。こんなに簡単でおいしいメニューがあってよいのかというほどです。

<レシピいらずの簡単さ!>
レシピというほどでもないので分量などは省きますが、材料は、ピーマンとひき肉、お好みで野菜やトッピング。つくり方は以下のとおり。

(1) 好みの味つけでひき肉を炒める

(2) ピーマンを半分に切りタネを取る

(3) 炒めたひき肉をピーマンにのせて食べる


これだけなんです!

“ひき肉”としていますが、タマネギやニンジン、きのこなど、お好みの野菜をたっぷり加えて炒めるとボリュームも増します。

私が子どものときはピーマンは苦くてとっても苦手な食べ物だったのですが、最近のピーマンがあまり苦くないのもあるのか、うちの娘達はピーマンが大好き。私自身、初めは生で食べることに少し抵抗があったのですが、全然いやな苦味を感じず、ピーマンのみずみずしさと食感がとってもおいしくて、食べる手が止まりませんでした。

「生ピーマンの肉づめ」はアレンジが無限大で飽きない!




そして、おすすめポイントその2。味のバリエーションが無限大なんです。

●まずはシンプルにひき肉+ソース



いちばんシンプルな食べ方は、ひき肉を炒める際に酒と醤油と塩・コショウなどで最小限の味つけをして、お好みのタレをかせて食べる方法。

子どもはケチャップソースやデミグラスソース、大人はニラタレやキムチなど辛いものをかけたり。個々の好みに合わせて変えられるのがよいところです。

ひき肉を炒めるときに焼き肉のタレで炒めるのもおすすめ。トッピングなしでそのまま食べられます。

●子どもに人気!ピザ風味




ピザ好きの子どもたちに最近好評な食べ方がこちら。ひき肉をピザソースで炒めてしっかり味をつけ、生で食べられるシュレッドチーズやバジルをのせてピザ風に食べるスタイルです。チーズのこくがたまらなくおいしいんです。

●大人におすすめ!タバスコちょいたし




ピザ風味の生ピーマンの肉づめは、大人であれば、タバスコをかけるとより一層食べごたえが増します。


ちなみに、最近のお気に入りは。子どもに合わせてつくったカレーにかけて味変するのにも使っていますが、なかなかの激辛でおすすめです…!

●手づくりなのに手間抜き。しかも楽しく食べられる!



子どもたちには毎日しっかり食べさせたいけれど、栄養バランスの整った献立を考えたり、手間ひまかけてご飯の準備をするのは、正直大変です。「生ピーマンの肉づめ」のいいところは、一品だけどバランスがよく、大人も子どもも大満足できること。

少ない材料なのに、手巻き寿司と同じようなパーティーっぽさがあるのもいいんですよね。手間ぬきメニューのレパートリーが増えると、忙しい毎日でもひと息つけて便利だと思います。ぜひ、参考にしてみてください。

●教えてくれた人
【ひとみさん】



インスタグラマー、ニューボーンフォトグラファー。夫、2人の娘と岡山で暮らす。インスタグラム(@amehtm
)で公開する料理やインテリア、テーブルコーディネートが人気。フォトグラファーとしても活動中で、ニューボーンフォトの出張撮影を行う「setouchi photo Mii
」を運営。ホームページ「AMEWORKS
」。著書に『パンばか食堂―毎日食べたくなるおうちパンレシピ70
』(ワニブックス刊)がある。