「今はルヴァンカップで頭がいっぱい」と語った長谷川監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 FC東京の長谷川健太監督が日本代表監督にリストアップされているという。一部スポーツ紙が森保一監督が解任された際の候補に長谷川監督の名が挙がっていると報道した内容について、指揮官が口を開いた。

 10月9日、ルヴァンカップ準決勝・第2戦の名古屋戦を翌日に控えオンライン上で取材に応じた長谷川監督は、代表監督就任について聞かれ、「ビックリしました」と第一声を発すると、事前のアプローチは「ないです」と明かした。

 長谷川監督は、J1リーグで歴代2位の通算217勝を記録。G大阪時代にはJ2を戦うチームを任され、1年でJ1に昇格。復帰したシーズンで国内3冠を達成した。またFC東京でも昨年度のルヴァンカップを制覇。短期間でのチームの立て直しや、タイトル獲得の実績がある。

 現在、日本代表はカタール・ワールドカップ・アジア最終予選を3試合戦い、1勝2敗。ストレートにワールドカップ出場権を得られる上位2チームとは勝点差「6」に開いている。12日のオーストラリア戦を含めて残り7試合。本大会に出場するためには、早急なチームの立て直しが求められている。
 
 サウジアラビア戦敗戦について質問が及ぶと、長谷川監督は「夜中の2時だったので見ていないです」とし、「憶測をいろいろと呼ぶので、話せることはありません」と話しを打ち切った。

 現状については「今はルヴァンカップの準決勝をどう勝ち進むのかで頭がいっぱいです」と10日にホームで行われる名古屋戦に集中していることを強調した。

 第1戦を1-3で落としたFC東京だが、貴重なアウェーゴールを持ち帰った。ホームで2-0または3点差以上の勝利なら、2年連続となる決勝の舞台に駒を進めることができる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部