那須塩原市は６日、国際的な認証団体が選ぶ世界の持続可能な観光地「トップ１００選」に那須塩原市が初めて選ばれたと発表しました。

これは６日に開かれた那須塩原市の臨時会見で渡辺美知太郎市長が明らかにしたものです。

持続可能な観光の国際指標を定めるオランダの認証団体「グリーン・ディスティネーションズ」の表彰制度で那須塩原市は１００項目の基準のうち１５項目を満たし世界のトップ１００に選ばれました。

項目別でみてみますと、観光に対する住民の参加や地元企業の支援、文化財の保存活用などが評価されました。

また、コロナ禍における入湯税の値上げによる感染防止対策の推進や塩原ものがたり館を軸に塩原の文学の歴史伝承を行う優良事例のレポートも評価されたということです。

認証制度は基準を満たした項目数に応じて６段階に分けられていて「トップ１００選」は６番目、日本で最高評価を獲得しているのは岩手県釜石市で上から５番目のブロンズ賞です。

市では今後、持続可能な観光地に向けて積極的な情報発信を行うとともに観光による負荷の軽減のため市が条例で個別に定めることができる法定外目的税といった新たな財源の導入を検討するなどして認証制度の上位カテゴリーを目指していくということです。