本格的な秋の行楽シーズンを前に那須町では路上駐車による渋滞を防ごうと県と町、民間企業が連携して２５日から対策を始めました。

路上駐車対策が行われているのは那須高原の峠の茶屋駐車場から大丸駐車場の区間です。この地域では毎年紅葉シーズンになると休日を中心に自動車の通行を妨げる路上駐車による激しい渋滞が発生します。このため県では町などと協力して２０１３年から路肩にカラーコーンを設置して対策を行ってきました。

またこのほか、駐車場内の交通誘導や目的地までの所要時間が分かる看板の設置、ＳＮＳを使った交通情報の発信などで渋滞対策を強化していきます。なお、この対策は１０月２４日まで行われます。

県によりますとコロナ禍の中で迎えた今年の秋の行楽シーズンは観光客の数が戻りつつあるといいます。県内は緊急事態宣言が続いていますが県外から訪れた人も多く、茨城県から来た観光客は「密にならない自然豊かな那須だから大丈夫だと思って来ました」と話していました。