秋の行楽シーズンに入り、栃木県内でも登山者の山岳遭難事故が相次いで発生しています。

那須町では２３日、警察による広報活動や山岳パトロールが行われました。

年間を通して登山者が最も多くなる秋の紅葉シーズンを前に、那須塩原警察署では山岳遭難防止に向けた広報活動や登山ルートの危険箇所を把握するパトロールを毎年この時期に行っています。

那須町の那須ロープウェイ山麓駅では山岳警備隊隊員１０人が登山者や観光客に啓発用のチラシを配り、安全に登山するよう注意を呼びかけました。

去年、県内では山岳遭難事故が５６件あり、６人が亡くなっていて、今年は９月に入り、県内各地で事故が相次いでいます。

特に、初心者や中高年に多く発生していて登山計画書を提出せずに山に入る人も見られるといういことです。

そのため警察では電子申請ができる登山届受理システム「コンパス」を活用することや登山に適した装備で準備を万全にするよう求めています。