高給取りが原因? メッシのバルサ退団で怒りの一部ファン、練習場を訪れたグリーズマンに罵声浴びせる

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 6日にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ退団が発表されたことで、一部ファンの怒りの矛先がフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに向かっている模様だ。6日に、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 2021年6月30日をもってバルセロナとの契約が満了していたメッシだったが、その後各メディアでクラブ側と選手側双方が再契約を目指していることが報じられるなど、多くのファンはメッシの再契約を疑わなかったことだろう。しかし、6日には突如バルセロナがメッシの退団を発表。クラブは、双方が合意に達して6日中に新契約を結ぶという明確な意思があったものの、経済的・構造的な障害(ラ・リーガの規定)によって正式契約に至らなかったと説明した。

『マルカ』によると、この衝撃の退団劇を受けて、一部ファンの怒りがグリーズマンに向かっているという。6日に公式会見を開いたジョアン・ラポルタ会長が述べたように、メッシと再契約を結べなかった大きな理由としては、クラブが抱える巨額の経済損失が挙げられている。一部ファンは、高額な給与を得ているグリーズマンのような選手をクラブに留め置いていることで、メッシとの再契約が叶わなかったと見ている模様だ。

 6日に選手たちが練習場の『シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール』に到着すると、多くのファンが結集。グリーズマンが運転する車には、メッシが退団したことを非難する罵声も浴びせられていたという。

 クラブを象徴する存在だったメッシの退団は、今後もクラブに大きな影響を及ぼしそうだ。